名鉄の思い出「八百津線」 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 今から18年前の2001年9月30日限りで、名鉄の谷汲線、揖斐線の一部(黒野駅・本揖斐駅間)が廃止されたが、同じ日に八百津線と竹鼻線の一部も廃止されている。当時、これらの路線もお別れ乗車をしているので振り返ってみたい。

 まずは八百津線。広見線の明智駅から分岐して八百津駅までを結んでいたローカル線だが、採算が厳しい路線ということで、合理化のため1984年に電車の運転を止めてレールバスに置き換えられている。廃止時に運用されていたのはキハ30形だった。

 さて、名鉄はさまざまな名称を付した列車を運転してきたことで知られている。かつて、八百津線にも名古屋方面から犬山線、広見線経由で直通の優等列車が走っていた時代があった。パノラマカーが「蘇水湖号」というヘッドサインを掲げて颯爽と走っていたのだ。

 八百津線廃止にあたって、この列車名が復活している。

 訪問時にたまたま遭遇したのだが、広見線の新可児駅と御嵩駅の間を走るローカル列車の一部に「蘇水湖号」の方向板が取り付けられていた。しかも、充当されたのは3400系。2輌編成に短縮されたものの、旧塗装が復刻され、冷房化改造までされた往年の名車が、再びひと花咲かせたのだった。