小田急7000系LSE車 その3 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 カツミ製の小田急7000系は、リニューアル製品(2003年ロット)が出る前に、一度再販されている。これは、メーカーに残っていた初回製品の仕掛品を完成品にしたもので、直営店限定で少量(確か23本だったと思う)が抽選販売された。

 この時は初回製品ながら、動力がトランクション・モーターからMPギアに変更されている。この動力ユニットは、初回製品の交換用に受注生産で販売された。走り重視の当鉄道でもさっそく申込み、動力を更新した。

 これは5号車と7号車の下まわりをそっくり交換するもので、ハンダ付による室内灯用コードの再配線と、連接部分の仕様変更により乗りかかる側のボルスター穴を広げるという加工が必要だった。しかし、これで当鉄道のオリジナル・カラー車も、特急ロマンスカーに相応しい、快調な走りに生まれ変わったのだ。




 2003年ロットでは、室内灯が白色LED化されたが、前面の愛称幕の照明用光源は電球のままだった。ここを白色化したいと思って、分解してみたことがある。この部分のライトユニットはなかなか巧みな設計で、「ヘッドライト+愛称幕」と「テールライト+愛称幕」という2個の電球がセットされているのだ。つまり前進時、後進時ともに、愛称幕はヘッドライト・テールライトと光源を共用しているわけで、大改造をしない限り白色化は無理という顛末だった。


 さて、今回、改めて二編成を並べてみて新たな発見、というより疑問が出てきた。上の写真は、いずれも小田原方の先頭車だが、何故か両車で床下機器の向き(左右)が逆ではないか!

 床下に貼られた、方向を示すシールの向きは揃っているし、実車がリニューアル更新に伴って変更したという話は聞いたことがないので、メーカー出荷時のエラーなのだろう。1号車では、ずらりと並んだ抵抗器が山側にくるのが正しいはずなので、リニューアル車が正解と思うが、念のため調べてみよう。