追悼、ミシェル・ルグラン | たっちゃんの活動写真&西洋古典音楽切り抜き帳

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「映画館で」「自分のカネを払って」観る映画と「コンサートホールで聴いた」クラシック音楽会の、独断と偏見によるコメントを公開。

 ミシェル・ルグランが亡くなった。平成が終わろうという今、昨年暮れのフランシス・レイに続く訃報に、時代の区切りを感じてしまった。

 「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」「風のささやき」といったビッグヒットをもつ映画音楽作曲家として有名だが、ジャズの演奏家としての活動も活発で「ルグラン・ジャズ」をはじめとする名盤がある。

 しばしば日本公演も行っていたが、ライヴ・ステージもこの二つの顔が反映されており、ライヴハウスでのセッションと、ホール公演でのオーケストラ・コンサートを開催していた。

 80歳を超えても精力的に活動していたマエストロ。昨年も来日しているが、どうもライヴハウスの閉鎖的な空間が苦手なので、行かなかった。だから、最後に聴いたルグランのステージは、2012年10月のコンサートだった。この公演のレヴューは、当ブログの過去記事にUPしているので、こちらからどうぞ

 まだまだ現役で走り続けるものと思っていたのだが、やはり80代半ばとなると、何が起きるか分からないようだ。同じ時代に生きて、生のステージにも接することが出来た幸運に感謝。

 享年86歳。心よりご冥福をお祈り申し上げます。