一昨日はNO MISS GUITARSを見に行った。

彼らにしては珍しく18時半開演(実際は30分近く押した)。

2人ともいつものように20時開演やと思ってて、俺が会場に着いた後に会場入りしたくらい。

リハーサルはせずにサウンドチェックだけやったから曲は何をやるのか分らなかったから、すごくじらされた感があった。


第1部の1曲目はお馴染の「私はツバメ」やったけど、曲の持つシニカルなクールさに骨太さが加わっていて、これまでのステージを潜り抜けてきた強靭さすら感じた。

2曲目の「理由」はタイトルコールされた瞬間思いっきり喜んだ。

5年前に初めて彼らのライブを見に行った時に(当時はSHIBA&TAKE)、この曲が一番気に入ってCDを買ったけど、俺はそれ以来ライブでは聞けてなかった。

それにこの日はアメリカのテロからちょうど10年、東日本大震災からちょうど半年の日でもあったから、詞の内容を考えると偶然ではない選曲なのかもと思った。

「チョン」も4年ぶりにライブで聞けて、TAKEさんがギターで犬(チョン)の鳴き声を表現していた。


ザ・アシカラズ(NO MISS GUITARSのバンド版)のニューアルバム「反逆のピエロ」リリース後としては初めての松山だったが、アルバム未収録の新曲「だからよ」も演奏された。

ライブの選曲もアルバムからの選曲(曲自体はもっと前から演奏されていた曲が多いけど)が中心やったけど、新旧の楽曲との組み込み方も良かった。


第2部序盤に演奏されたメランコリックさと歯切れの良さが同居した「社交ダンス」はクライマックスに向けてのサインにもなっていた。

「どんとおいで」と「コンドル」もお馴染の曲やけど、前者は依然とはガラッと変わったアレンジ、後者は相変わらずのキレとアグレッシブさが顕在のアレンジで聞かせてくれた。


アンコールは観客からのその場リクエストで曲が決まる事が多いが、今回は2曲とも俺のリクエストで「タイムマシーン」と「Midnight Tripper」をやってくれた(他にも「DEAR MY SOUL」、「悪形」もリクエストしてた)。


アンコールも終え打ち上げタイムになってからライブがある事を知らなかったお客さんが沢山やってきた。

その時にアルバム「反逆のピエロ」をお店でかけていて曲が気に入ったという人もいて、急遽第3部をやってくれた。


本当に今回のライブはお馴染の曲も久しぶりにやってくれた曲も俺の好きな曲ばかりで、まさにTHE BEST OF NO MISS GUITARSな選曲やった。

前回のライブも凄く良くて今回はどうなるかと思ってたけど、チープな言葉でしか表現できないけど想像を超えるライブやった。

本当に彼らはもっと色んな人に知って欲しいし、曲も聞いて欲しいし、ライブにも足を運んで欲しい。


今回は創刊号以来に取材も兼ねて見に行った。

創刊号で俺が曲のタイトルを間違って載せてた事をSHIBAさんにもTAKEさんにも突っ込まれました(笑)。

正しくは、×「チェケラ」→○「鳥瞰図」、×「失われた季節」→○「星がくれた季節」です。


11月25日にはTAKEさんの別ユニットSWISS GUITARS(スイスギターズ)が松山に来ます。

会場はもちろん今回と同じくYAH MAN 33。

ちなみに徳島にはTAKEさんが名付け親になったJIMI’S GUITARS(ジミスギターズ)というバンドもいるそうです。

飲みすぎ、吸いすぎ、地味すぎと来たら、俺はCOOL IS GUITARSと書いてクルイスギターズ(狂いすぎ)かKILLER’S GUITARSと書いてキレスギターズ(切れすぎ)と読むバンドかユニットを作ろうかな(笑)。

メンバーを探したいけど、SHINPEI君やったら「こんな変な名前なのが憂鬱やけんやりたくないです。」って言いそう(笑)。

あるいはTack&Sarryを改名する形で命名するという手もあるけど、SARIAさんはめちゃめちゃ賛成するかめちゃめちゃ反対するかのどっちかやろな(笑)。