久しぶりに作詞ノートを広げペンを走らせた。


重く暗鬱な内容やけど、ボキャブラリーが俺らしい・・・・。

これはクリス用に持っていったら絶対にボツやな(笑)。


人によって感じ方は色々やし、その楽曲や歌詞によってもそれぞれやけど、俺の書く詞はそれほど難解ではないにしてもシンプルな方ではないらしい。

同じ詞を読んでも、人によって分かりやすいという人もいれば、難しいという人もいる。


あと、俺の書く詞の特徴としては繰り返しがあまり無いというのもあり、それもシンプルな方ではないという事に一因している。

うちの看板娘にも繰り返しが無いから覚えにくいと言われました(笑)。

ストーリー仕立てだったり思ってる事伝えたい事がいっぱいある歌詞になると、繰り返しがあるとそのストーリーやメッセージなどが成り立たないから、自然と繰り返しの無い歌詞になる。


シンプルな事に越した事はないけど、俺はシンプルにしたいとか、逆に難解な歌詞にしたいとかあらかじめ意識して詞を書いた記憶は無い。

何か伝えたい事、思ってる事、描きたい事をテーマにし、そこから感情、光景、色、音、温度、感触、時間感覚...etcを表現する言葉で情景描写をし、それを時にそのまま出したり時に推敲を重ねたりして1つの詞となり、音楽という形の中に融合して、それが結果的に捉える人によってシンプルか難解かになるだけ。


自分ならではのボキャブラリーや情景描写によってそれが聞く人に伝わったり、褒められたりすると純粋に嬉しい。

そのボキャブラリーや情景描写が俺のアイデンティティだから。


音楽で最もその人の個性や感性が出るのが作詞だと思う。

だから俺は自分で詞を書くのも好きやし、人の書いた詞を読むのも好き。