「極めて高濃度 汚染水100トン漏れる」について | 「子どもを守る結城市民」のブログ

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「極めて高濃度 汚染水100トン漏れる」 NHK NEWSWEBより
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140220/t10015388331000.html

「流出した汚染水の量はおよそ100トンとみられ、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。」

と報道されています。

皆さんはご存知ですか?
これは一体どの位の汚染量なのでしょうか。

おおよその物量を把握する時、例えば「東京ドーム何個分?」などと想像できる物量に置き換えることを日ごろしますね。

放射能は目に見えず、臭いもなく、わたしたちの五感では感じることができませんので、ここでは、放射能汚染に関して法令で定められている「放射線管理区域が何平方メートル分」として把握してみましょう。

今回発表されている汚染水の汚染濃度は「ストロンチウム90で約2億3千万ベクレル/リットル」、その量は「100トン」

法令で定められている放射線管理区域とする汚染基準は、ベータ線とガンマ線核種による汚染で4万ベクレル/平方メートル

1リットルの汚染水は1キログラムと仮定すると
(2億3千万ベクレル/リットル X 1000キログラム X 100トン) ÷ 4万ベクレル/平方メートル
 → 5億7千5百平方メートル

東京ドームの広さは約46,700平方メートルだそうです。
ここで、上で求めた広さにあてはめると
東京ドーム12,300個分相当の広さになります。

さらに、山手線の内側の面積が65キロ平方メートル→65,000,000平方メートルだそうなので
これもあてはめてみると、
山手線内側面積の8.8個分相当の広さになります。

それ程の面積を放射線管理区域としてしまうほどに汚染された水がタンクから漏れたのです。そして、「海に流れていないからだいじょうぶだろう」とされているのです。

シロアリに食われて、かつ朽ちつつある、今にも枯れて倒れそうな木になる実があったなら、早いところ日光やら養分やらを取り入れて成熟させないと。
次世代に種すらのこせない事態になる前に。