国の基準は安全基準?生産者と消費者の認識の違い | 「子どもを守る結城市民」のブログ

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こういう記事を見ました。

がんばっペン:風評被害なくすには /茨城

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/m20130926ddlk08070274000c.html
 北茨城市産のシラス干しが東京・築地市場で低価格で取引されている現状を取材した。東京電力福島第1原発汚染水漏れ問題以後も、県水産試験場による北茨城市沖のシラスの抽出検査では、放射性セシウムは不検出が続く(検出限界値1キロ当たり11ベクレル)。各加工業者も出荷時に民間の検査機関に依頼しており、ある業者は検出限界値1キロ当たり1・8ベクレルの機械で測ってもらっても不検出だという。国の安全基準である1キロ当たり100ベクレル以下より、はるかに低い値だ。


「国の安全基準である1キロ当たり100ベクレル」というのは、状況から言って多くの消費者にとっては安全性を担保されるものではなく、国が消費者に強いる「ガマン基準」にすぎません。

のようなガマン基準と比較してはるかに低い値だから安全だといわれても、消費者は安心するには至りません。逆に国の基準と比較することで新たな不安を抱きかねないのではないでしょうか。

放射能の検出を懸念して測定下限値を高く設定したり、検査をしているにもかかわらずに結果を公表しないことが消費者の不信を招いている事実が確実にあります。これは風評被害とは分けて考える必要があります。

風評を払拭するには詳細な検査を継続して実施して、その結果を消費者が簡単に確認できる体制を作る必要があるのではないでしょうか。