来月に「じいさん」がなくなって10回忌です‥
この「じいさん」は福岡家では数々の逸話を残した人でした。
「じいさん」は日進が市になる前の日進町時代の町会議員を5~6期ほどつとめていた人で、言ってみれば【部落のでしゃばり】というキャッチフレーズが似合う人でした。
面倒みがよかったからか‥近隣の人には慕われていたようでした。
ある日の出来事です。
私が小学校1年生の時に学校から家に帰ると、家の前に見知らぬ大人達が数名立っているのです。
この大人達はなんだろう??と素通りして家の中に入ると、家には親戚中が集まっていました。
正月やお盆の時のように親戚が大集合しているので、なんだかワクワクしていたのですが、親戚や親は深刻な表情でソワソワしています‥?
母にも「知らない大人の人に何か聞かれたら何も答えちゃいけないよ」と言われ‥
????何が起きているのか小学校1年生の私は????でした。
夜になっても親戚や親達はソワソワした様子でテレビを眺めていたり、どこかに電話をかけていたり妙な空気でした。
夜の8:55~9:00の5分間だけ、番組と番組の間にっちょっとしたスポットニュースが流れるのですが、そのニュースになんとうちの「じいさん」の名前があがったのです。親戚中“わっと”声をだしてテレビに釘付けでした‥
どうやら、友達の選挙活動を後援をしていた「じいさん」と他数名の田舎の政治家が賄賂疑惑で留置されたというニュースでした。
一言で言うと【公職選挙法違反の疑い】です。
結局2日ほど警察に留置されることになった「じいさん」、家族や親戚はとても心配をしたことでしょう。
家族や親戚ですら、疑いが白か黒かわけもわからない状況‥むしろグレーだから留置されたわけで‥
結局「じいさん」含め数名の人が賄賂問題に関与していないということで無事に家に帰されたのでした。
家族や親戚の心配をよそに、家に帰ってきた「じいさん」の第一声は、ばあさんに怒り口調で「うな笠の出前をとれ!!!」
地元のうなぎ屋のうな重の出前をとれという事なのですが‥帰ってきて早々に???
そして一日中、警察の飯は極度にまずい。腐った飯をわざと食わしてある事無い事話すようにしているとか、わけのわからない事を言いだしたのでした。
家族や親戚に心配をかけた事を謝る事なく、うな重を食う「じいさん」の姿が今でも目に焼き付いています‥
学校帰りに家の前にいたのはどうやら新聞記者だったそうな‥
地域の人にはとても良くしていたが、家族にはものすごく勝手に行動していた「じいさん」
自分勝手でも、人に憎まれないそんな破天荒な「じいさん」がいた事が懐かしく思うこのごろです。
この話は「じいさん」の逸話のほんの一部、他の逸話はまたの機会に。
福岡