都会の喧騒を横目に歩く加藤
目の前にそびえたつ巨大なビルを一度見上げ、時計に目をやる
20:00
「時間ちょうどか」
周囲に気を配りながら、正面から忍び込む加藤
中に入ると天井の高いエントランスには人気はなく
加藤の革靴の音だけがカツ カツ と響き渡る
エレベーターを呼び出し、屋上行きのボタンを押すと静かにドアが閉まる
再び時計に目をやる加藤
20:02
「順調だな」
屋上につき、エレベーターを降りると、下階の静けさが嘘のような賑わいと熱気が
一気に押し寄せてくる
beergarden maiami
ギャルソンに案内された席に座り、黒ビールを片手にタバコの煙を燻らせながら
夏を満喫した加藤であった