日々是好日



 明るい方を見ればよいとか、暗い方を見れば悪いとか、そういう相対的なものではない。つまり自己批判や判


断ではない。ただ「その日その日を生きているという事実」そのものである。良いも悪いもその時々になりきるとい


う絶対的の感じである。自己本来の面目である。「溺るる者は藁をも摑む」とか、「皿を割って、思わず取り上げ


て、これをつぎ合わせて見る」とかいう「純な心」そのままであって、藁をつかんだ方が得策だとか、皿をつぎ合わ


すのは、馬鹿げているとか、そんな理屈の入る余地はないのである。


森田正馬



過去は過ぎてしまったこと、未来はわからない


だからこの二つのことを悔やまない・恐れない


その日その日を大切に生きていく。


今日一日をギャンブルをやらない。


tac