女優の綾瀬はるかと俳優の大沢たかおといえば、TBSドラマ「JINー仁ー」の印象がメッチャ強いですが、
思えばそれよりも前に共演してたのねと思い出したのが、映画「ICHI」。
公開当時かTSUTAYAレンタルで見たかは覚えてませんが、過去に見た事があったのもあり、
アマゾンのプライムビデオで見かけたので部分的に見ていた皆麻でございます
この先、ネタバレを少し含むので、苦手な方はご注意を
こちらは、ビートたけしら様々な俳優が演じてきた「座頭市」の女性版リメイク作品。
綾瀬はるか演じる主人公の市は、目の見えない剣士で人探しのため各地を転々していた。
道中で子悪党に弄ばれていた瞽女のいるその場に遭遇し、同じく各地を旅する浪人侍・藤平十馬(大沢たかお)と出逢う。
途中立ち寄った宿場町では、2つの勢力が日々争っていて…みたいなあらすじ。
本来の座頭市は男性なので、女性が主人公…という事で、市も元は仲間と共に各地を転々としていた瞽女だった。
ただし、彼女らには掟があった。「男と通じた者は仲間内から追放される」とな…
しかも、綾瀬はるかの場合は同意なしの無理やりだったので、理不尽この上ないっすよね
加えて、市と同じ盲目で剣術を指南してくれた父と思われる男性も後で病死した事が発覚したりと…市には悲しい事が多すぎる。。。
でも、それだけで終わらないのが「座頭市」。
自分より体のでかい男性数人を相手に、見事な立ち回りを見せる市…かっちょいいです
因みに、大沢たかお演じる十馬はある事がきっかけで刀を抜く事ができなくなった侍なんすよね(いわゆる腑抜け)
でも、終盤で悪党の親分である中村獅童演じる万鬼とのバトルでは、見事に脇差を抜けた十馬そこは、なかなかに見ごたえありましたぜ
あとは、女性版ならではといえば…市と十馬のやりとり。
彼らが結ばれる…という事はありませんでしたが、心を閉ざしていた市に寄り添う十馬の存在が、殺伐とした本編の中でもほっこりできた部分になってたなぁ
あとは、中村獅童が「(市は)俺の女だ」とか悪役台詞言えるのも、市が女性だからですよね
余談ですが、映像化した座頭市の多くは、刀を本来の持ち方とは逆で持つのですが…
「進撃の巨人」に出てくるリヴァイもそれに似ているなーなんて思った次第だす