

「11月に入ったら里芋は収穫できるよ。」
シンキュウさんが蒔いてくれた種が発芽し、夏を越えて大きく葉をもたげていた。
葉は寒くなってきたからなのか萎れて倒れており、ふにゃふにゃになっている。これは収穫のサインなのかと、スコップを持って出ると、畑の前に軽トラが止まった。
葉は寒くなってきたからなのか萎れて倒れており、ふにゃふにゃになっている。これは収穫のサインなのかと、スコップを持って出ると、畑の前に軽トラが止まった。
…シンキュウさんだ!
「ご無沙汰しております。お元気ですか?
今から植えていただいた里芋を収穫しようと思ってるのですがまだ早いですか?」
『早いこたーない。今がいい時期じゃよ。今年の夏は暑かったから、里芋の実は小さいがとても美味しいぞ!ほれスコップかしてみ。』
ザクザクッ。
『沢山芋がついとるから、大きめに掘らないけんぞ。』
ごろごろ付いている実。親芋という根本から枝分かれして大小まばらな大きさのかわいい里芋が顔を出した。「お~!こんなについてるんですね?」
里芋が、このような形で土に埋まってることを初めて知り、感動してると…
シンキュウさんも笑顔で『芋はすぐ食べなくてももつよ。洗うと傷みが早いから土がついたまま、空気に触れさせて保管しとくといいよ。』と。
自分の畑からこんなに里芋がとれるなんて!!
自分の畑からこんなに里芋がとれるなんて!!
シンキュウさんありがとうございます。
『それじゃあ…』とクルマに戻るシンキュウさんに、「どんな食べ方が一番むいてますか?」と聞くと…背を向けたまま…
『そりゃぁ、煮っころがしだろ。』
と言い、軽トラのクラクションを二回鳴らして坂を猛スピードで上がっていった。