W-TRIGGERというビジネスプランコンテストに参加することになりました。今日、キックオフのミーティングがありました。
http://www.springwater.gr.jp/trigger_w-trigger.html
テーマは@cosme
@cosmeは総口コミ件数3100000件を誇る日本最大級のコスメ情報専門ポータルサイトです。このコンテストでは、@cosmeにWeb2.0的な切り口で価値を付加できないか?と考えています。
@cosmeを見て、まず考えたのはフォークソノミーの考え方をどこかで使えないか?という考えでした。フォークソノミーでは、ユーザーがページやファイルなどに、メタ情報をタグとして付加していきます。そして、付加されたメタ情報をもとに、ページやファイルが分類されていきます。そこでページやファイルへのメタ情報と同様に、@cosmeにおける口コミを、商品に対するメタ情報として定義し、メタ情報に沿った分類や検索ができないだろうかと考えました。
が、
比類なきコスメサイトである@cosmeでは、学生が10分やそこらで考えたアイディアなど既に実現済みなのでした。
@cosmeでは、口コミで集められた化粧品の「効果」を軸に検索をすることが可能です。「カバー力」とかそういった効果に沿って検索が可能です。Flickrやはてなブックマークなどとは見え方や検索方法が違いますし、タグも自由に設定はできませんが、ユーザーが付加したメタ情報に沿った分類という観点では、この分類はまさしくフォークソノミーだと思います。
Web2.0は日本の方が進んでいる?(小林雅のBlog)
http://venturecapital.typepad.jp/blog/2005/10/web_20_d59a.html
という記事にもあるように、既に日本でも面白い試みは色々となされているようです。
また、梅田さんのブログは、私にとってのタイムリーヒットをぽこぽこ打ってくれて、感動しているんですが、
Web2.0、概念、経営的感覚 (My Life Between Silicon Valley and Japan)
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20051029/p1
(引用)
経営的感覚とは、マネジメントのセンスとは、組織を巡るありとあらゆる側面を某か「自分の物差し」を持って掌握するセンスのことだ。
Web2.0についての概念や理論武装は、今回のビジネスプランコンテスト(はじまったばかりだけど)で@cosmeのサービスを捉える上で、無くてはならない「自分の物差し」になってくれそうです。Web2.0を知らなければ、@cosmeがどれだけ面白いことをやっているのか気づくことはなかったと思います。色々な概念を学び、「自分の物差し」をより正確にしていかなくてはいけないと考えた次第。
以下、フォークソノミーを使えるんじゃないか?となんとなく考えていたことのまとまりきっていないまとめ。
1.@cosmeのデータ
Web2.0企業の競争力としてオライリーがあげたチェックポイントは
・Services, not packaged software, with cost- effective scalability
・Control over unique, hard-to-recreate data sources that get richer as more people use them
・Trusting users as co-developers
・Harnessing collective intelligence
・Leveraging the long tail through customer self- service
・Software above the level of a single device
・Lightweight user interfaces, development models, AND business models
の7点です。さらに、オライリーはこのチェックポイントで平均点を得る企業より、どこか一つ飛びぬけている企業は強いと述べています。"Control over unipue,hard-to-recreate date sources tha get richer as more people use them"という点で、@cosmeは飛びぬけています。つまり、@cosmeが優れているのは、ユーザーが使えば使うほど価値を増していく、真似のできないデータ(口コミデータベース)を所有しているという点にあります。
@cosmeの競争力の源泉である口コミデータベースを上手く運用していくプランを考えることができれば、良いビジネスプランを作ることができると考えています。
2.@cosmeのサーチ
@cosmeは、企業から提供されたデータに口コミデータを加えて提示し、ユーザーにより良い商品選択をおこなってもらうという事業をおこなっています。@cosmeユーザーは商品の情報に対し、口コミというカタチで情報を付加していきます。そして、口コミなどを活用して、ユーザーと商品のより良いマッチングをおこなうことが@cosmeの使命です。
ざっと見た限り、消費者と商品をつなぐ検索機能として@cosmeが提供しているのは、
・ メーカー・ブランドからの検索
・ アイテム・効果からの検索
・ キーワード検索
・ プロフィールなどをもとに検索
以上、4つの機能です。ヤフーのディレクトリ検索に似た「メーカー・ブランドからの検索」、グーグルっぽい「キーワード検索」、個人情報に基づいたパーソナライズド検索として「プロフィール検索」そして、フォークソノミーっぽいやりかたの「アイテム・効果からの検索」です。
スケーラブルで、真似ができない、ユーザーが価値を付け加えていくデータ、現在考えられている検索方法はおおよそとられているサーチ。これらを見ていくと、@cosmeはWebサイトとして素晴らしいサービスを提供していると言えます。フォークソノミーっぽい手法は取られていないだろうというのが私の予断だったのですが、さてどうしよう・・・