世界人権Day 12月10日 2015
渡部陽一さんの講演に行ってきました。
ご存じ戦場カメラマンの写真は、意外と家族、子供の笑顔の写真が多い。彼がカメラマンとして伝えたい事の大きな一つは、どんな厳しい戦場や環境であっても、そこに人が住み家族が子供がいるという事実。
戦争を止める事は、武器をもって戦う事ではなく、市民の声とペンと本、そして教育によって減らせると主張します。彼らの訴えたい事を写真で世界に伝える事が僕の使命。苦しい生活の中でもちょっとした食事のとき、家族団らんでの笑顔は世界共通で、苦しさに耐えながら(乗り越える)笑顔、それは平和への訴えになるというのです。
講演後半の質疑応答コーナーで、私は、<もし、シリアからの紛争難民を受け入れるとしたらどんな準備が必要か?>と質問しました。
まず、欧州の話を例にひき、大号令で一挙にたくさんの難民を受け入れる決断は慎重に、するべきとしたうえで
①家族で一緒に生活出来る事
②後から家族をよべる事
③戦争が収まればシリアに戻る事を前提とした短期の話かそれが不明で移住を前提とした話か、ご本人や家族の意志や希望が大事です。
④それらを含めた受け入れも、どのように(自治体、言葉、仕事など)サポートしていくのかをしっかり議論、整理してそれなりの覚悟をもって取り組むのがいいでしょう。
という事でした。全く正論で、しかし日本はそれができるやさしい国です、と笑顔をもらいました。