東京ジャーミィ


かねてから行きたかった<東京ジャーミー>に行ってきました。日本で最大のイスラムモスクです。もちろんイスタンブールのブルーモスクなどには遠く及びませんが、都内にあんな立派なモスクを建立するなんて、<すごい>の一言です。


毎週土日は、14:30頃から日本語でのガイド案内(tour)があり、とても興味深いお話が聞けます。4月中旬に、我が<異文化交流・多文化共生プロジェクトでのグループtourを企画しており、今回はその下見でもあります。広報(ガイド)の下山さんは、すごく楽しい方で4月の見学では、一緒に特別なグループワークショップも計画します。    こうご期待!



















7586人申請で 27人!!  2015年の日本での難民認定


先日の朝日の1面TOPに昨年の日本での難民申請と認定の数が出ていました。

激動の中東やアフリカ 欧 州への避難民数宇に比べれば、まだ少ないですが申請数字の2014年5000人年から2015年7586人は、明らかに急激に増えており、出身国上位が1位ネパール、インドネシア、トルコとなると、ドイツに避難してくる国や地域の事情・状況とちょっと違う感じもします。

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法務省は、ビザの緩和などにより観光などで入国し、誰でも難民申請すれば認定されなくても6か月後には働けるというルールを悪用する就労希望者の混入が激増の理由ではないかと読んでいます。であれば、もともとの手続きの制度設計や運用に問題ありと言えます。記事の中の滝澤教授もいうように就労希望の外国人の単純労働の在留許可を緩和すれば、約7600人で27人とかいう極端な数字結果にはならないと思います。


一方、ベトナム戦争終結後のインドシナ難民(ボートピープル)の時は、ピークの84年には年間738人(80~95年の15年間では11000人以上)の方を難民として受け入れ、今もその方々は、課題はあるにせよそ、その2世を含め日本社会に統合され活躍されております。


いずれにしても、昨年の日本認定の27人という数字は、他の先進国に比べても極端に少ない数字で、厳格すぎるルールと運用だと感しています。

UNHCRから<難民認定ハンドブック>を送ってもらいました。来月は、難民の方の集まる現場で現地取材してきます。


1月15日、私の支援しているNPOテラ・ルネッサンスのアフリカ帰国報告会に参加しました。
この組織、京都に本部がある<アフリカの少年兵の社会復帰事業>をしている団体で、鬼丸さんという方が創業者、現在は小川さんが代表で年の内半分は、アフリカのウガンダ、ブルンジの少年兵更生・職業訓練施設を運営されています。


昨年8月、『NHKスペシャル「戦後70年を越えて 日本人は何ができる のか」』の番組内で石原さとみさんをフィチャーしドキュメンタリー放映がされましたので、ご覧になった方もいるでしょう。

今も絶えない各地の紛争では、少年が誘拐されて洗脳されて兵隊に仕立てられる事が後を絶ちません。(世界では30万人を超える少年兵がいるとされている。)紛争が収まったあと、(あるいは強制的に入れられた軍隊から逃げてきた少年など)対象となる若者のメンタルケアと社会復帰の為に、職業訓練を3年間で施します。対象者の普通の社会人に戻る自立を助け、育成します。そもそも初等教育を受けていないものも多く、社会で<自立>できるように育成する事は至難の...業です。でも粘り強く活動を続け、今では、昔少年兵だった者が、社会復帰できたり、施設の後輩の面倒を見れる若者に育ったリしているそうです。



今回セミナーの約20人の来場者は、下は高校1年生から60代まで、多彩なバックグランドの方が集まりましたが、共通していえるのが、(一新塾のように)今の様々な世界の課題に関心をもち、何か自分に出来る事はないかと考えている人たちです。


今年は、年初からイラン・サウジの対立・緊張や、北朝鮮の核実験、中東から離れた場所でのテロの拡散など重たい話題の多い世界ですが、民間人、市民レベルでなにができるかじっくり考えて行きたいと思っています。



報告会 参加者 小川理事長と

テラ・ルネッサンス

報告会 参加者 小川理事長と


報告会 参加者 小川理事長と




1月23日の朝日の1面TOPに昨年2015年の日本での難民申請と認定の数が出ていました。


激動の中東➡欧州への難民数宇に比べれば、まだ少ないですが昨年は5000人から今年7500人は、明らかに急激に増えており、出身国上位が1位ネパール、インドネシア、トルコとなると、ドイツに避難してくる(国や地域)層とちょっと違う感じもします。



法務省は、ビザの緩和などにより観光などで入国し、誰でも難民申請すれば認定されなくても6か月後には働けるというルールを悪用する就労希望者の混入が激増の理由ではないかと読んでいます。であれば、もともとの手続きの制度設計や運用に問題ありと言えます。記事の中の滝澤教授もいうように就労希望の外国人の在留許可を緩和し変えれば、7500人で27人とかいう数的に極端な結果にはならないと思います。



一方、ベトナム戦争終結後のインドシナ難民(ボートピープル)の時は、ピークの84年には年間738人(80~95年の15年間では11000人以上)の方を難民として受け入れ、今もその方々は、課題はあるにせよそ、その2世を含め日本社会に包摂され活躍されております。



いずれにしても、昨年の日本認定の27人という数字は、他国に比べても極端に少ない数字で、厳格すぎるルールと運用であります。


UNHCRから<難民認定ハンドブック>を送ってもらいました。来月は、難民の方の集まる現場で現地取材してきます。













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ここまでで、2015を振りかえっての17本の記事をを本日1月17日にまとめて投稿しました。


いろいろと取り組んだテーマで書いたものをこのブログに残しておきたかったからです。時期時間がずれていて読みにくくてすみません。コレカラは、2016年、今年の記事を載せて行きます。


まだまだ、アメブロに慣れておらず、読みにくいかもしれませんが、このテーマ、関心がございましたら時々読みに来て頂ければ、大変うれしいです。 

コレカラも、よろしくお願いします。       髭の自由人


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世界人権Day 1210日 2015
渡部陽一さんの講演に行ってきました。
ご存じ戦場カメラマンの写真は、意外と家族、子供の笑顔の写真が多い。彼がカメラマンとして伝えたい事の大きな一つは、どんな厳しい戦場や環境であっても、そこに人が住み家族が子供がいるという事実。

戦争を止める事は、武器をもって戦う事ではなく、市民の声とペンと本、そして教育によって減らせると主張します。彼らの訴えたい事を写真で世界に伝える事が僕の使命。苦しい生活の中でもちょっとした食事のとき、家族団らんでの笑顔は世界共通で、苦しさに耐えながら(乗り越える)笑顔、それは平和への訴えになるというのです。

講演後半の質疑応答コーナーで、私は、<もし、シリアからの紛争難民を受け入れるとしたらどんな準備が必要か?>と質問しました。


まず、欧州の話を例にひき、大号令で一挙にたくさんの難民を受け入れる決断は慎重に、するべきとしたうえで

①家族で一緒に生活出来る事

②後から家族をよべる事

③戦争が収まればシリアに戻る事を前提とした短期の話かそれが不明で移住を前提とした話か、ご本人や家族の意志や希望が大事です。


④それらを含めた受け入れも、どのように(自治体、言葉、仕事など)サポートしていくのかをしっかり議論、整理してそれなりの覚悟をもって取り組むのがいいでしょう。

という事でした。全く正論で、しかし日本はそれができるやさしい国です、と笑顔をもらいました。


戦場カメラマン




パリ同時多発テロ事件 発生  2015年 11月13日

フランス パリ 市街と郊外のサン=ドニ 地区の商業施設において、イスラム国 (ISILないしIS)の戦闘員と見られる複数のジハーディスト のグループによる銃撃および爆発が同時多発的に発生し、死者130名、負傷者300名以上を生んだテロ事件 が発生した。 NYの9.11を思い出すような衝撃の事件だ。


テロは、断じて許せないが、有志連合のシリア・イラク空爆でも多くの一般市民も亡くなっている。シリア・イラク問題は複雑だが、憎しみの連鎖(=武力攻撃の応酬)で平和はもたらせないと思う。






このテロで奥さんを亡くしたレスリさんのメッセージ

 「君たちに私の憎しみはあげない」 

 金曜の夜、君たちは素晴らしい人の命を奪った。私の最愛の人であり、息子の母親だった。でも君たちを憎むつもりはない。君たちが誰かも知らないし、知りたくもない。君たちは死んだ魂だ。君たちは、神の名において無差別な殺戮(さつりく)をした。もし神が自らの姿に似せて我々人間をつくったのだとしたら、妻の体に撃ち込まれた銃弾の一つ一つは神の心の傷となっているだろう。

 だから、決して君たちに憎しみという贈り物はあげない。君たちの望み通りに怒りで応じることは、君たちと同じ無知に屈することになる。君たちは、私が恐れ、隣人を疑いの目で見つめ、安全のために自由を犠牲にすることを望んだ。だが君たちの負けだ。(私という)プレーヤーはまだここにいる。

 今朝、ついに妻と再会した。何日も待ち続けた末に。彼女は金曜の夜に出かけた時のまま、そして私が恋に落ちた12年以上前と同じように美しかった。もちろん悲しみに打ちのめされている。君たちの小さな勝利を認めよう。でもそれはごくわずかな時間だけだ。妻はいつも私たちとともにあり、再び巡り合うだろう。君たちが決してたどり着けない自由な魂たちの天国で。


私と息子は2人になった。でも世界中の軍隊よりも強い。そして君たちのために割く時間はこれ以上ない。昼寝から目覚めたメルビルのところに行かなければいけない。彼は生後17カ月で、いつものようにおやつを食べ、私たちはいつものように遊ぶ。そして幼い彼の人生が幸せで自由であり続けるこ とが君たちを辱めるだろう。彼の憎しみを勝ち取ることもないのだから。  了


犠牲者とご家族の皆様に、謹んでご冥福とお見舞いを申し上げます。 拝



 

<多文化共生チームワーク>
ラクビーのWCでは、該当国に3年以上居住していればその国の代表となれる所が特色で、今回の30人のメンバーの内(日本に帰化して日本国籍を持つ選手を含め)3分の1の10名が外国にルーツを持つ選手です。


また、一度どこかの国で代表になると、その後母国での代表には成れなくなるルールがあり、母国を捨ててまで日本のラクビーの為にと戦った選手なのです。

超有名スターになてしまった五郎丸さんは純粋日本人ですが、今回素晴らしい活躍をした日本チームは、まさに多文化共生がすごくよくできたたからこその結果だったように思えます。

これを転じて、日本の様々なシーンで多文化共生が進む事によって、社会がより明るく、活性化する事を信じています。

11.13 フランス パリでまた悲劇が起きました。シャルリ、エブドが襲撃されたのは、今年の1月でしたが、大規模な反テロデモがあったそのすぐ近くなど5か所で同時多発のテロ。127人以上が犠牲になったとありますが、重篤なけが人が100人もいるとなると大変な犠牲者です。おそらく米国9.11以降で最大のテロ事件となるでしょう。なんの罪もない多数の市民が犠牲になるこのようなテロは、絶対許されません。しかし、憎しみの連鎖でこのような事が続く事をどのようにしたら抑えられるかは、冷静にかつ戦略的にに考える必要があります。

多文化共生社会という理想へも大きな悪意の挑戦となります。まずは、亡くなった方々へご冥福を祈るとともに、安全確保に向け世界各国が連携しながらも、極端な復讐主義、排外主義にならないようにと考えます。同時に日本は、欧米と安全上はしっかり連携しながらも、欧米の復讐軍事作戦?の自衛隊後方支援は避けるべきと考えます。

日本も対岸の火事と見るのではなく、自分の事として今後のテロ対策を講じるべきですが、こういう時代だからこそ<多文化共生社会>を改めて考えて行きたいと思います。

積極的平和主義 VS 目の前出来る事
安倍首相がNY国連で演説をしてシリア等の難民問題に対し周辺国に約970億円相当の支援をする事の発表を9.29にしました。昨年の3倍の資金援助・支援で額は結構なものです。


しかし国際社会では現地から離れている南米やオーストラリア等が万単位の受け入れを表明している中で、安倍さん演説では、人的受け入れは言及されませんでした。国内ではシリアの難民学生を留学という形で数十人引き受けるという話はありますし、地理的、言語的課題もあるとはいえ、金は出すが、人は受け入れないという冷たいメッセージと受け取られかねません。




反政府運動に絡んだとして、シリアで収監されたことや拷問を受けた証拠が不十分という説明ですが、そんな証明どうやって出せばいいのでしょう?不認定を出す為の言い訳のように聞こえます。


緒方貞子さんが言及するまでもなく、もう少し優しい日本であって欲しいです。



一昨日のニュースステーションでもシリアで政府軍から拘束され拷問されて、逃れてきた30代の男性マムードさんが日本で難民申請し、1年半まって出された決定は、<不認定>となったケースを報道していました。