現在の千葉ロッテマリーズ。このチームも今でこそまあまあの人気チームではあるがその昔はひどく閑散としていた。自分が藤井寺でバイトしていた頃は普通にロッテファンなどいなかった。おそらく本社がらみの応援団が三人ほどいてロッテが点をいれるとガムを配っていた。なんでも関連企業が無理に購入させられた川崎球場の年間指定券は本来得意先の接待で使う目的のものなのに誰も使わないから最終的に社員のタイムカードのラックに画鋲でとめられていたそうだ。(行きたいやつはどうぞ)みたいな。しかしこの川崎球場の年間チケットがとんでもないプラチナペーパーになる日があった。有名な1989 10 19 ロッテ対近鉄ダブルヘッダーである。このゲーム近鉄が二つ取れば奇跡の逆転優勝となる。川崎にはとてつもなく観客が押し寄せた。満員札止め。単なる消化試合が大化けした。満員のはずなのにわずかな空席が・・そう!企業が購入した年間指定券だ。ここでロッテ球団は信じられない行動に出る。なんとこの年間指定券を販売したのだ!そのチケットにはこのような印字が・・・(もしもこの席の持ち主が表れた場合はすみやかに移動してください)ありえない・・もし本当に来たらどこに移動しろというのか。満員なのに。一度販売したものを売る・・というか人の者を勝手に売ったわけだ。まあこの試合はロッテは最後までピエロ・・・笑い話になるのだろうか・・・