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米IT大手ヒューレット・パッカード社 米IT大手ヒューレット・パッカード社(HP)が20日発表した2012年8-10月期決算は、最終損益が68億5,400万ドル(約5,590億円)の赤字だった。
30年前、経営コンサルタントのトム・ピーターズ氏(Tom Peters)とロバート・ウォーターマン氏(Robert Waterman)は、ビジネス書のベストセラー『エクセレント・カンパニー 超優良企業の条件』(In Search of Excellence: Lessons from America's Best-Run Companies)を著した。
この本の中で賞賛されている企業の1つがHPだった。
HPは主にコンピュータやプリンターなどコンピュータ関連製品の開発・製造・販売・サポートを行う米国の企業である。2011年現在では売上高が世界最大のIT機器メーカーであり、パソコン、サーバ、プリンターなどで世界的シェアを持っている。
著者のピーターズ氏とウォーターマン氏は、HPの2人の創業者であるウィリアム・レディントン・ヒューレット(William Reddington Hewlett/Bill Hewlett)氏とデビッド・パッカード氏(David Packard)を賞賛している。2人は共にスタンフォード大学へ入学し、そこで出会った。1939年、HPは米カリフォルニア州パロアルトにて創業、現在も同地に本社を置く。
初めてHPが売り上げたのは、自社開発したプロ向けのオーディオ機器で、それを購入したのはウォルト・ディズニー社の技術者だった。
HPは社員の多様性を尊重した社風「HP WAY」でもよく知られ、その社風と共に多くの企業から注目を集めてきた。社内は小部屋に仕切られ、各ドアをオープンにして仕事をするというスタイルは、他の企業から参考にされてきた。
問題が発生すると「歩き回ってマネジメントの情報」を迅速に集めるために社員から優れたアイデアを募集する。同時に議論も行うというのがヒューレット氏とパッカード氏のやり方だった。
現在もHPでは創業者のやり方が受け継がれている。同社は世界最大のIT機器メーカーに成長した。しかし今年第4四半期(10月31日終了)決算は、最終損益が赤字に転落した。
HPは11月20日(現地時間)2012会計年度(10月31日締め)の決算を発表した。これによると売上高は5%減の1,204億ドル、純損失は127億ドル、1株あたり損失は6.41ドルとなった。
2011年9月にレオ・アポテカー(Leo Apotheker)最高経営責任者(CEO)兼社長が辞任し、メグ・ホイットマン氏(Meg Whitman)がCEO兼社長に就任して14か月が経過したが、同社は苦戦を強いられている。
前CEOのレオ・アポテカー氏は、クラウドコンピューティングやソフトウエアなどを柱とした事業戦略、大規模なコスト削減策計画を発表するなど、経営改革を進めた。2011年8月には、パソコン事業の分離・独立(スピンオフ)の検討や、米パームの買収によって取得した基本ソフト(OS)「ウェブOS(web OS)」搭載タブレット端末の開発を打ち切る方針を明らかにし、一方で企業向けソフトウエアを手がける英オートノミー社(Autonomy)を買収すると発表した。
HPは米国時間20日、同社が2011年に買収した英ソフトウェア企業オートノミーで不正な会計処理があったことが明らかになったとし、これに関連する損金を含め、あわせて88億ドルの損金計上を行うと発表した。
HPは2011年8月、レオ・アポテカー前CEOの時代にオートノミー買収計画を発表、10月にこの買収を完了していた。だが、その後同社の内部調査によって、オートノミーの会計処理に重大な不正などがあったことが明らかになったという。
HPでは今年5月に、オートノミーの創業者マイク・リンチ氏(Mike Lynch)が退職したが、その後オートノミーの幹部が、過去に不審な会計処理や商慣行があったことを申し出たため、内部調査を開始した。これにより、売上高、粗利益、成長率などが水増しされており、買収時のオートノミーの企業価値が実態よりも高く評価されていたことが分かったという。
同社はすでに米証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission; SEC)と英重大不正監視局(U.K. Serious Fraud Office; SFO)に報告しており、当時の関係者を相手に訴訟を起こす準備を進めるとしている。
ホイットマン最高経営責任者(CEO)は、「オートノミーの買収を進めたのはレオ・アポテカー前CEOと、シェーン・ロビンソン前事業戦略責任者(Shane Robison)だが、いずれも既に当社にいない」とし、この問題が自分のCEO就任前のことだと説明した。
一方で、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、オートノミー創業者のリンチ氏は「疑いは完全に間違っている」と否定している。アポテカー氏も「世界で最も大きく、評判が高い2つの会計事務所を通じて徹底的に調査されたはず」と反論している。
ウォールストリートジャーナルによると、HPでは不正処理の具体例として、オートノミーが利益率の低いハードウェアの売上を利益率の高いソフトウェアの売上として処理したり、実際にはエンドユーザーの手に渡っていない製品やサービスに関する提携ディーラーとの卸売取引を、販売があったものとして売上に含めていたことなどを挙げている。
HPによれば、88億ドルの減損処理のうち、オートノミーの不正会計に関する分は50億ドルで、残りは自社の株価下落に伴うものとされている。
今回の発表を受けてHPの株価は大きく下落。20日には13%下がり、2002年以来10年ぶりの安値をつけた。
2010年に米パーム社(Palm)を買収、モバイル市場へ
米アップル社(Apple)の驚異的な売れ行きを示すスマートフォン「iPhone」を出し抜くことができなかったスマートフォンメーカーのパーム社は、HPからの総額12億ドルの買収提案を受け入れるという決断をした。HPは、この買収により、これまで開拓に苦労してきたモバイル端末市場に再び参入する考えだ。しかしHPが多額の「手持ち現金」をパーム買収に投入する狙いは、スマートフォンだけではなさそうだ。
パーム元幹部で現在はHPのパーソナルシステム部門の執行副社長を務めるトッド・ブラッドリー氏(Todd Bradley)はWebキャストを通じて、HPは1000億ドルという規模の(そして毎年20%の成長を続けている)スマートフォン市場に目を向けているだけでなく、「モバイル端末の新たなフォームファクタ」を開発する可能性も見据えていると述べている。
ブラッドリー氏は明言を避けたものの、話題沸騰中のアップルのタブレットPC「iPad」への対抗を狙ったHP-Palmブランドのタブレットコンピュータを示唆しているように思えた。
相次ぐトップの追放劇
HPは近年、トップ経営陣の辞任が相次いでいる。
2006年には、パトリシア・ダン会長(Patricia Dunn)などを含む数名が辞任した。一連の騒動は2005年初め、当時会長兼CEOだったカールトン(カーリー)・フィオリーナ氏(Carleton (Carly) Fiorina)の後を継いで会長職に就任したダン氏が、同社取締役会の役員しか知り得ない機密情報がメディアに漏れていたことを問題視して、その捜査を秘密裏に進めていたことに始まる。9月になり、取締役会の役員の1人が辞任し、情報漏えい源として名指しされた取締役1名が次期での再選拒否の決定を受けたことが報告されたことにより、この問題が浮上した。
とりわけ問題となったのは、情報源の特定にプリテキスティング(一種のおとり捜査)という手法が用いられていた可能性で、HPは米証券取引委員会(SEC)から事実報告を求められた。情報源の特定にあたっては、ダン氏が依頼した第三者機関が盗聴・成りすましといった手法により行ったとされ、取締役員やメディア関係者などをターゲットに秘密裏に情報の収集が進められていた。
プリテキスティングと呼ばれる不正手法による捜査を行った問題で、これらを指揮していたダン氏が引責辞任し、後任はCEO兼社長のマーク・ハード氏が務めることになったのだ。
しかしハード氏も2010年8月、セクシャルハラスメントと経費報告に関するスキャンダルを受けてHPを辞職した。
ハード氏の前任CEOはカールトン(カーリー)・フィオリーナ(Carleton (Carly) Fiorina)氏だ。彼女は米国の実業家、政治家であり1999年 - 2005年にHPのCEOを2000年 - 2005年は会長も兼務した。HP初の社外からのCEOだったが、2005年2月に辞任するまで自らに関する問題を抱えていた。フィオリーナ氏は株価暴落やPC分野での業績不振の責任をとって2005年に辞任したが、2002年に完了したコンパックコンピュータ社(Compaq Computer Corp.)の225億ドル買収を彼女が組織したことが辞任の誘因となった。
HPの2002年3月開催の株主総会において、コンパックとの合併を模索するフィオリーナ会長兼最高経営責任者(CEO)率いる同社経営陣と、これに反対のウォルター・ヒューレット氏を筆頭とする創業者一族との間でプロキシーファイト(委任状合戦)が繰り広げられた。採決では取締役会提案が僅差で可決され、決議無効を争う裁判の後に確定した。
プロキシーファイト(Proxy Fight)とは、株主が株主総会において自らの株主提案を可決させるため、議決権行使にかかる他の株主の委任状を、会社の経営陣あるいは別の立場の株主と争奪する多数派工作のことだ。日本語では委任状闘争、委任状争奪合戦などとも言われる。
コンパックの買収はHPの既存のPCラインに追加され、HPを世界最大のPCメーカーへと推進した。しかし、このような動きは共同創業者ビル・ヒューレット氏の息子のウォルター・ヒューレット(Walter Hewlett)氏を含む理事会メンバーによって反対された。
創業者の親族らが同社の株式の約20%を所有しているのは明らかだった。フィオリーナ氏は、HPは彼女の戦略を理解しない「ミュージシャンとアカデミズム」と評し、確執の深さを示した。
フィオリーナ氏、ダン氏、ハード氏、リバーモア氏、アポテカー氏...と、HPは、トップの追放劇が続いてきた。今回の赤字転落は多くの投資家にとって衝撃だったようだ。問題が起こる経営トップを何人も選んできた取締役会に厳しい目が向けられている。
HPはSOSを発して新たなマネジメント、新取締役、新たな信頼を獲得する必要がある。卓越性を探しながら新時代を切り開いていかなくてはならない。
この記事は、米国版 International Business Times の記事を日本向けに抄訳したものです。
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riri196612さん
タブレット端末の購入を考えています。ただ通信費の事が気になっています。現在は、docomoの携帯のパケホーダイ、自宅ではNTT西日本のフレッツ光NEXTに加入しています。基本、タブレット端末は、
屋外での一時的な使用になると思います。通信費をなるべく抑えられる方法を教えてください。よろしくお願いいたします。
ベストアンサーに選ばれた回答
atsuo_watさん
・現在の各社のタブレットの通信費を考えると、「全く使わない=0円」か「使うなら定額=約5000円」の2種類が殆どをしめています。
「屋外での一時的な使用」がどれ位の利用時間や送受信データ量を想定しているのかが判りませんが、使った分だけ、みたいな使い方の出来るタブレットは非常に少ないですね。
・タブレット端末で通信費を抑える方法としてはこんなのはどうでしょう。
1・iPad2(3G+Wi-Fi)をプリペイドで契約する
プリペイド携帯と同じ方式で、予め送受信データ量に応じた通信費をプリペイドで支払っておく方法。
これはiPad2限定です。
http://mb.softbank.jp/mb/ipad/price_plan/chart/
通信量100MBまでの場合、通信費1510円+ネット利用基本料315円=1825円になりますが、プリペイドなのでこれは月額使用料金にはなりません。
屋外で3G通信をしたい時にプリペイドでチャージし、3G通信しない時はチャージしないでおく事が出来ます。
2・SIMフリーのタブレットorDoCoMoタブレット+日本通信のb-mobile SIMを使う
大手スーパーのイオンで販売されている月額980円のb-mobile SIMを使う通信なら、速度は低速ですが月額980円で通信し放題で利用が出来ます。
http://www.bmobile.ne.jp/aeon/
で、これをタブレット端末にセットすればいいのですが、利用出来るのがSIMロックを解除したSIMフリーのタブレット、又はDoCoMoのタブレットになります。
これは日本通信のSIMがDoCoMoの回線を借り受けて運用されているからです。
もっともDoCoMoのタブレットをDoCoMoから新規に購入すると回線契約を必ずする必要がありますので、すでに解約されている中古のタブレットを探す事になるかと思います。
SIMフリーのタブレットとしては、日本通信の提供しているLight Tab
http://www.bmobile.ne.jp/light_tab/
キングソフトのeden TAB
http://www.edentab.jp/
が比較的入手しやすいかと思います。
3・Wi-Fiタブレット+モバイルWi-Fiルーターを使う
通信費が毎月3000円程度になってしまうので上記の方式より若干お高くなりますが、モバイルWi-Fiルーターを使うとタブレット以外の機器もネット通信が可能になるので、利用範囲が広がる、ってのはありますね。
イーモバイル ポケットWi-Fi
http://emobile.jp/pocketwifi/
NTT西日本 光ポータブル
http://flets-w.com/wi-fi/portable/
4・Wi-Fiタブレット+公衆無線LANを使う
完全に屋外での利用は出来ませんが、飲食店、公共施設等には昨今ではWi-Fiアクセスポイントを開放する公衆無線LANを設置している所も多々あります。
こうしたサービスへの利用は無料~約500円/月位まで様々あり、出先にこうしたサービスを利用出来る場所があれば、安価にインターネットを利用出来るかと思います。
またサービスによっては1日だけ、数日だけと言う短期間限定の利用も出来る物があります。
BBモバイルポイント
http://tm.softbank.jp/consumer/wlan/index.html
Wi2
http://300.wi2.co.jp/
FON
http://www.fon.ne.jp/guide/index.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1279835532
※この記事の著作権は配信元に帰属します。
スマホ・タブレット向けガラス、通年売上高10億ドル達成へ=米コーニング
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121128-00000026-reut-bus_all
いかがでしたか?
また次回をお楽しみに。