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"HTML5を採用したボイジャーの読書システム「BinB」" 第1回の連載で解説したように、様々な問題が足を引っ張っているため、一気にHTML5がIT関連業界の全体に普及するまでには至っていない。特に日本企業の多くは、現時点ではHTML5については調査段階でしかなく、今後実際に活用していくかどうかを測りかねている状況だ。

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 しかし、それでも最近、ポツポツとではあるが、日本のコンテンツ業界でもHTML5を導入するケースが生まれ始めた。その一つが書籍や雑誌、あるいはパンフレットやカタログなどをデジタル化する電子出版だ。これまで日本の電子出版物は、AppleのiPad向けのネイティブアプリとして提供されることが多かった。これを今、HTML5を使って、Webアプリ化する動きが目立ち始めている。

●大きいコストメリット――「HTML5で開発コストを5〜6割以上も削減できる」

 ボイジャー(本社:東京都渋谷区)が昨年12月にリリースした「BinB」もその一つだ。この商品名は「Books in Browsers」の略称で、文字通りブラウザから電子書籍を読むためのビューワーである。そこで読まれる電子書籍(コンテンツ)は、HTML5を使って制作されるか、あるいはPDF、.book、EPUB3などのフォーマットで、あらかじめ制作された電子書籍をHTML5フォーマットに変換したものだ(この変換はBinBというシステムが自動的に行う)。

 同社が敢えて電子書籍のWebアプリ化に踏み切った最大の理由は、開発コストの問題である。前述の通り、仮に電子書籍をネイティブアプリ化した場合、iOSやAndroid、Windows Phoneなど各プラットフォーム(OS)に向けて個別にコンテンツを作りこむ必要に迫られるので、全体の開発コストは膨大なものになる。このあたりの事情を、ボイジャーの関係者は次のように語る。

 「読書ビューワーをネイティブアプリ化した場合、開発工数の面で恐らく間に合わないだろうと思っている。特に(異なる機種ごとにOSの仕様が分裂している)Androidでは、ソフト開発の対象機種が多過ぎる。仮に300、あるいは400機種に向けて(個々にビューワーソフトを)デバッグしなくちゃいけないという状況が年に4回発生したとすれば、その規模では当社で(製品を)提供し続けられないと思う」(ボイジャー取締役 企画室長の鎌田純子氏)

 こうした問題を回避する手段として同社は、BinBというWebアプリを提供することにした。電子書籍のビューワーをネイティブアプリからWebアプリに切り替えることで、システム全体の開発コストはどの程度まで削減できるのだろうか?

 「はっきり工数という形では表現できないが、体感ベースでは半分から3分の1くらいまでには抑えられた」(ボイジャー執行役員・開発部長の林純一氏)

 これは同社だけの感触ではない。同じくHTML5を使って、商品カタログやフリーペーパー、企業の会報誌などをWebアプリ化する企業向けシステム、「スプレッサー」を開発した凸版印刷の関係者は次のように語る。

 「ネイティブ・アプリからWebアプリに切り替えることで、それまでの受託開発にかかるコスト(工数)を5とすれば、これを1.5〜2までに落とすことができる。特に検証にかかる時間が激減する」(凸版印刷・情報コミュニケーション事業本部 デジタルコンテンツソリューションセンター 事業開発部の新納大輔氏)

 つまり両社の意見を総合すると、HTML5によって開発コストを50〜60%以上も削減できる。前述の通り、Webアプリ(HTML5)は様々な問題を抱えているが、それでも敢えてこれを導入した理由が、こうした劇的なコスト圧縮にある。その一方で、やはり性能面などの問題も感じているという。

 「(Webアプリはネイティブ・アプリに比べて)確かに動きは遅い。しかし(BinBのような)本の閲覧程度なら、ユーザーから見て問題はないと思う。(Webアプリ化すれば)スピードは遅いが、スマートフォン、タブレット、電子ブックリーダー、PCなど全端末で読めるという利便性がある。つまり利便性かスピードかという選択肢において、弊社は利便性をとった」(ボイジャーの林氏)

 林氏によれば、ボイジャーはほぼ1年前からBinBの開発に取り組んできたが、その期間だけでもWebアプリ(HTML5)の実行速度は確実にアップしているという。このペースでスピードが改善されるのであれば、いずれは問題にならなくなると見ている。

 同氏から見て、もう一つ気になる点は、オフライン時、つまりインターネットから切断された状況での使い勝手だ。HTML5には「Webストレージ」を始めとするオフライン機能が用意されている。この機能を、BinBのようなWebアプリに導入すると、地下鉄車内のように電波が届かないところでも、タブレットやスマートフォンなどからWebアプリを使い続けることができる。それはHTML5のオフライン機能によって、電子書籍のようなコンテンツやデータ、さらにプログラムコードまでが、一時的にモバイル端末の記憶装置にキャッシュされるからだ。しかし、このキャッシュ容量が現時点では不十分であるという。

 「BinBでもWebストレージ機能を使っているが、キャッシュの上限がiOS系の端末だと60Mバイトくらいしかない。Android系の場合、上限は端末によってマチマチだが、iOS系とそれほど大差があるわけではない。この程度の上限だと、テキスト主体の書籍であれば、(ブラウザ内に)丸ごと1冊ダウンロードして読める。しかしコミック1冊ダウンロードするには120Mバイトくらい必要なので、今の上限では無理」(林氏)

 こうしたキャッシュ上限は、W3Cが標準化を進めているHTML5の公式仕様として定められているわけではなく、AppleやGoogleなどブラウザメーカーが恣意的に決めているに過ぎない。従って今後HTML5が普及し、オフライン機能への需要が高まれば、必然的にWebストレージのキャッシュ上限も引き上げられるだろう。

●次々と克服されるHTML5の諸問題

 HTML5はビデオ・ゲーム産業にも導入されつつある。ゲームではソフトの操作性やスピードが重視されるだけに、アクションの少ない電子書籍に比べて、Webアプリ化への障壁は高い。それでも分野を限定すれば、HTML5によるWebアプリ化は既に始まっている。

 例えば最近のゲーム業界は、かつてのドラゴンクエストやファイナルファンタジーのような大作ソフトから、スマートフォンなどモバイル端末上で動く手軽な「カジュアル・ゲーム(ソーシャル・ゲーム)」へと関心がシフトしている。

 この種のゲームはこれまでAdobeのFlash技術を使って製作されることが多かった。それがこの1年ほどの間に、HTML5を使ってカジュアルゲームを開発する業者が目立って増えてきた。東京都内にあるソフト開発ベンチャー、ユビキタスエンターテインメント(UEI)もHTML5に軸足を移しているが、その理由を次のように語る。

 「一言で言うと、開発現場からの声が非常に多い。当社には今、50人ほどのプログラマーがいるが、彼らにFlashでゲームを作らせるとストレスがたまる人が多い。『次(の開発プロジェクト)もFlashでやるなら転職したい』と言う人もいる」(UEIのゼネラルマネージャー、柿添尚弘氏)

 HTML5には今、3Dグラフィックスを実現する「Web GL」をはじめ、ゲーム開発に便利な新機能が次々と取り入れられている。これに対しFlashにはそれほどの進化が見られないという。

 「同じことをやるにも、Flash Lite(Flashのモバイル版)だと『職人技を駆使して』みたいなところがある。しかし今さら、そんなテクニックを磨いても先はない。『これからはHTML5の時代』というのは、当社のみならず開発者コミュニティの一致した見解だと思う」(柿添氏)

 その一方でHTML5には、これまでゲーム開発における技術的な限界が指摘されてきた。すなわちスマートフォンでちょこっと遊ぶカジュアルゲーム程度のものなら作れるが、本格的なゲーム機の上で動くドラゴンクエストのような大作、あるいはMMORPGのような大規模オンラインゲームはHTML5ではできない。これは確かに事実だが、最近ではサーバー側の技術革新も相まって、HTML5で作れるゲームの水準も相当高くなっている。例えば「node.js」と呼ばれるサーバー側のJavaScript機能や、「Web Socket」と呼ばれるサーバー、ブラウザ間のリアルタイム通信機能を使えば、MMORPGほど本格的ではないが、疑似的な対戦型ゲームも構築できるようになった。

 もちろん今でも問題は残されている。その一つは前述したブラウザの仕様分裂だ。これについてゲーム開発の現場担当者は次のように語る。

 「今、(iPhoneの標準ブラウザ)Safari用にWebアプリを作ると、それは(Google製のブラウザ)Chrome上でも完璧に動く。しかし(Mozilla製のブラウザ)Firefoxで動かすためには、そこにちょっと手を加える必要がある。(別のブラウザである)Operaになると、もう2、3回は手を加えないといけない。さらに(古いバージョンの)I.E.になると、全く別のコード(プログラム)に書き換えないといけない」(UEIの企画セクションマネージャー、山崎祥氏)

 本来、HTML5の最大の売りである「プラットフォームの互換性」に問題があるなら、一体何のためにHTML5を使うのか?

 「そうは言っても、(HTML5を使えば)基本的には1つのコード(プログラム)で何とかなる。要するに異なる端末やプラットフォームごとに、違いを調整すればいいだけの話だ。個別にゼロからコードを書き始めるのとは、アプリ開発者の労力において比較にならないほどの差がある」(山崎氏)

 HTML5で作られたWebアプリには、この他にも課題が残されている。前述の通り、SafariやAndroid付属ブラウザなどの主要ブラウザから、カメラやセンサーなど、モバイル端末に内蔵された各種部品を使うことができない、ということだ。実は、Opera Softwareの「Opera Mobile 12」やMozillaが先頃リリースした「Android向けFirefox」などでは、カメラなど端末の内蔵部品を操作できる。しかし市場に出回るスマートフォンの大半には、SafariやAndroid付属ブラウザが搭載されているため、上記のような競合他社によるブラウザの改良も事実上はユーザーの手の届かないところにある。

 もっとも、これらの問題を解決するための開発用ツールが最近整備されつつある。例えば米Nitobe Software社が開発し、その後Adobeに買収された「PhoneGap」や、米Appcelerator社が開発した「Titanium」などがそれである。これらのツールは、アプリ開発者が一旦HTML5で書いたコードを、個々のプラットフォーム(OS)や端末に向けたネイティブコードへと変換してくれる。これによって互換性の問題が解決すると同時に、Webアプリでは使えないカメラやセンサーなどの内蔵部品も使えるようになる。

 ボイジャーの関係者はHTML5が普及するのは、まさにこれからと見ている。前述の通り、W3CがHTML5の最終勧告(事実上の「標準化完了」宣言)をするのは早くても2014年であり、仕様の策定プロセスに若干の混乱が見られるのも事実だ。しかしHTML5の根幹をなす主要部分は、ほぼ標準化が完了し、最終勧告を待たずしてI.E.やSafari、Firefox、Chrome、Android付属ブラウザ、Operaなど主要ブラウザに実装されている。つまり現時点でも、HTML5は十分に利用可能な段階に達しているのだ。それが今後普及する上で必要となってくるのは、便利で使い易い開発ツールの登場である。

 「HTML5を取り巻く今の状況は、ちょうどWebが普及し始めた1996、7年に似ていると思う。当時、(ホームページを記述するための)各種タグは整備されてはいたものの、それらのタグを使って正確にホームページを書き切るのは正直難しかった。が、やがて(Adobeの)Dreamweaverのようにホームページ制作を支援する便利なツールが登場したことで、クリエーターがタグ(技術)を意識することなく、表現だけに集中できるようになった。ちょうと今のHTML5も当時と同じ状況にあり、その種の簡単に使える制作ツールが出始めれば、急速に普及するのではないか」(ボイジャー取締役の鎌田氏)

(連載第3回に続く)


(プロモバ)[小林雅一(KDDI総研),ITmedia]
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第1回 次世代Web標準「HTML5」は今、どこまで使えるレベルにあるのか?HTML5か、ネイティブアプリか、ハイブリッドか、それが問題だ“Flash+AIR”でアプリの開発支援、HTML5対応も強化――Adobeのモバイル戦略


http://news.livedoor.com/article/detail/6840817/
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kojikojimiwamiwaさん タブレット端末についての質問です。 うちの嫁がドコモのタブレット端末(エクスぺリア?)が欲しいと言っています。 毎月の費用が心配でしたが嫁が聞いてきた話によると… ・月額数百円で済む。 ・ただし、家のパソコンの近くでしか使えない。 というものらしいです。 これはどのような接続方法なのでしょうか。 パソコンの小機のようなイメージなのでしょうか。 ご存知の方、教えてください。
ベストアンサーに選ばれた回答
maaboou19710915さん
何処で聞いてきた話かわかりませんが、
ドコモのタブレット端末をドコモと回線契約しても
数百円では無理ですよ。
契約したプランにもよりますが、
非Xiで最低1,000円~または2,500円~
Xiで最低2,500円~
(二年縛りの契約で且つドコモ回線で通信しない場合)
これにISP料やユニバーサル料などが別に掛かります。
自宅だけで使うのであればドコモのタブレットではなく
Wi-Fiオンリーのタブレットを購入して
自宅の無線LANに繋げば余計な料金は掛かりません。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1483352914
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オートバックス、店舗スタッフ用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120809-00000039-rps-bus_all


いかがでしたか?
では、また次回。