今回もタブレット端末に関するニュース、皆さんの質問・回答をお届けします。
あなたの疑問解決のヒントになればいいのですが。
アメリカの調査機関【Pew Research Center】は2012年4月4日、電子書籍を中心に、アメリカの読書性向に関する調査報告書【The Rise of E-Reading】を発表した。モバイル端末、特に電子書籍リーダーの登場・普及で大きな変化をとげている、アメリカの読書の現状をかいまみられる貴重なデータが、多数盛り込まれている。今回はその中から「媒体別・電子書籍の購読性向」にチェックを入れることにする。
今調査は16歳以上のアメリカ合衆国国内に住む人を対象とし、2011年11月16日から12月21日にかけて、RDD方式で抽出された電話番号に対し、電話による音声インタビュー形式で英語及びスペイン語で行われたもので、有効回答数は2986人。対象電話は固定電話が1526人、携帯電話が1460人(そのうち固定電話非保有者は677人)。国勢調査結果に基づくウェイトバックが行われている。また今調査全体のうち一部項目では同様の調査スタイルながらも「18歳以上」「2012年1月20日から2月19日」「有効回答数は2253人」による(より現在に近い)取得データを用いたものもある。こちらを用いている場合は逐次その旨言及する。
先に【非保有者の「今後欲しい」は1~2割、要らない理由は「そもそも欲しくない」…米電子書籍リーダーとタブレット機「非」保有者の思惑】などで触れているが、電子書籍リーダーやタブレット機の保有比率は2割足らず。
↑ 直近調査におけるデジタル機器保有率(米、18歳以上、2011年5月~2012年2月)(再録)
さて、電子書籍(e-books)についてだが、電子書籍リーダーはもちろんのこと、パソコン、タブレット機、そして対応さえしていれば携帯電話(スマートフォンも含む)でも読み解くことができる。そこで「媒体・頻度はともかく電子書籍を読む人」に対し、どの媒体を使っているのかを複数回答で聞いた結果が次のグラフ。意外にも電子書籍リーダーの41%を超える形で、パソコンによるもの42%がトップという形になった。
↑ 使用媒体を問わず「電子書籍を読んだ」と回答した人における、その購読の際の使用媒体(米、2011年11-12月、16歳以上、複数回答、頻度は問わず)
電子書籍読者の多く(人数的)は、パソコン経由で読書を楽しんでいるように見える。
これを別の切り口で見たのが次のグラフ。個々の端末保有者に対し、電子書籍をどの程度の頻度で読んでいるか尋ねたもの。例えばタブレット機の場合、19%は「その端末では電子書籍は読まない」とあるので、残りの81%が「タブレット機保有者における、電子書籍購読者(頻度はともかく)」という計算になる。
↑ 電子書籍リーダーなとで電子書籍を読む場合の頻度(米、2011年11-12月、16歳以上、各端末保有者による回答)
電子書籍読者全体に対しては、パソコン経由の読者比率がもっとも多い。にもかかわらず、パソコン利用者全体では半数にも達していない。一方電子書籍リーダー保有者間では93%が電子書籍読者という計算になる。結局のところ「電子書籍読者全体に占めるパソコン経由読者の比率が高い」のは、単に「パソコン利用者”数”が多い」からに他ならない。
そして色の濃い部分の多さを見ると、パソコンや携帯電話より、タブレット機や電子書籍リーダーの方が「個々メディア利用の読者全体に占める、頻度の高い読者の割合」が多いことが分かる。「ほぼ毎日」に限定すれば、電子書籍リーダーの場合は34%となるが、パソコンの場合は15%でしかない。
↑ 端末別、電子書籍を読む人に対する、「(ほぼ)毎日読む人」の割合(米、2011年11-12月、16歳以上、各端末保有者による回答)
元々読書好きだから電子書籍リーダーを保有しているのか、電子書籍リーダーで書籍好きになったのか、どちらか一方のみとは限らないが、いずれにせよ、電子書籍リーダー保有者は、高い頻度で電子書籍を読みこなしていることになる。
「電子書籍読者数はまだパソコン経由の方が多い」「タブレットや電子書籍リーダーでの電子書籍読者は、高い頻度で電子書籍を読む」。特に後者が重要で、モバイル系のデジタル機器が読書性向を高め得る傾向は、以前【タブレット機は魔法のツール…米タブレット機利用者のニュース購読上の変化をグラフ化してみる】で記した、タブレット機と電子新聞間との関係にも類似している。
また見方を変えれば「元々読書性向が高いからこそ、それらの端末を調達する」とも解釈できる。実際、別項目で「電子書籍リーダーを1年以上前から持っていた人」の45%が以前より読書(電子書籍含む)の機会が増えたと答えているが、「半年以内に保有した」人の場合は30%でしかない。心底読書が好きな人は早期に電子書籍リーダーを調達し、時間の経過と共にそれより読書そのものの傾注度が低い人もがリーダーを調達するようになった、要は超マニアからマニア、ややマニアへと電子書籍リーダーの保有層が広まってきたというところか。
日本の場合はパソコン経由ならば(リーダーの事前インストールが必要な場合もあるが、さほど難儀することは無い)比較的楽に読み通せる。一方電子書籍リーダーは規格が乱立状態にあり、「超」がつくマニア以外は手が出しにくい状態と表現しても間違いではない。
「黒船」とも評せるアマゾンのKindle日本版が展開を開始したら、どこまで裾が広がるのか、そして「読者」の購読性向を高めていくのか。色々な視点で気になる事は多い。
■関連記事:
【タブレット機は魔法のツール…米タブレット機利用者のニュース購読上の変化をグラフ化してみる】
【非保有者の「今後欲しい」は1~2割、要らない理由は「そもそも欲しくない」…米電子書籍リーダーとタブレット機「非」保有者の思惑】 すべてのトピックスをみる - livedoor トップページ
http://news.livedoor.com/article/detail/6513737/
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super_girls_akb48さん
タブレット端末についての質問です。
タブレット端末のアプリはAndroidで使えるアプリと全く同じアプリですか?
回答よろしくお願いします。
補足lineと言う無料通話アプリはiPadでもAndroidタブレットでも使えるんでしょうか
ベストアンサーに選ばれた回答
kmcthousandさん
--補足について--
両方のOSに対応していますが、音声通話をしたい場合には通話機能を持っている機種でないといけません。
それにダウンロード出来るのもAndroid端末はAndroidマーケット。iPadはApp Storeと入手経路も異なります。
--以下、原文--
Android搭載端末でしたらそうですが、iPadの事を仰っているのでしたら違います。
OSでほぼ使えるアプリが決まりますのでOSにiOSが搭載されているiPadでAndroid端末のアプリケーションは使えません。
それ以外にもWindowsが搭載されているタブレットもありますし、Androidにも電話端末用の2.xとタブレット端末用の3.x、両方に対応した4.xがありますのでどのバージョンが搭載されているのか前調べしておく事が必要です。
そもそもAndroidとはWindowsと同じOSです。タブレット端末の名称ではありません。
OSが対応していても発売メーカーによっては使えないアプリケーションもありますのでよく下調べしておく必要があります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1479197169
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スマートフォン広告市場は健全に成長するか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120427-00000101-zdn_mkt-ind
いかがでしたか?
また次回をお楽しみに。