タブレット端末に関するニュース、皆さんの質問・回答をお届けします。
あなたの疑問解決のヒントになればいいのですが。
我々は今、かつて自分たちが「情報化時代」と名付けたその時代の中に生きている。いまや、我々は、ポケットやカバンに入れたマシンを使って、米国議会図書館から何千もの情報を一瞬で、まるで魔法のように取り出すことができるのだ。
だが、「情報化時代」は「無知の時代」でもある。我々は、地球上で起きているあらゆることを知っている一方で、誰が自分の個人情報にアクセスしているのかといった基本的事実をまったく知らされないでいるのだ。
あなたが「Yes」と言ったのは何に対してなのか?
情報産業は、多くの嘘つきを生み出している。新しいアプリをインストールするとき、新しいサービスを試すとき、新しいデバイスを買ったとき。我々は「サービス利用規約(ToS)」「エンドユーザー使用許諾契約(EULA)」をよく読み、理解しましたと誓い「Yes」をクリックしている。
だが、我々はそんなものを読んではないし、今後も読むことはないだろう。
私は、自分の Google+ ページを利用してこの件についての簡単な統計を取ってみた。その結果、579人が契約書を読まずに「Yes」をクリックすると回答した。契約書をよく読み、内容を理解するまではクリックしないと回答したのは21人だった。割合にして、わずか3%である。97%は、全く読まないか、読んでもまともに理解しないで「Yes」をクリックしているのだ。
この不都合な真実は多くの問題をはらんでいるが、中でも最大のものは、利用者が一体何に同意をしたのかわかっていないということだろう。
もしかしたら、企業が個人情報を収集しそれを売却してもかまわないという契約に同意したのかもしれない。企業が、あなたの居場所をトラッキングしてもよいという契約に同意した可能性だってある。あなたの親しい人たちへの接触を許可してしまったかも?あなたの写真や投稿を、広告で利用されたらどうする?
長く退屈な契約書に埋もれているのは、企業があなたの個人情報をモニターし、収集し、保存し、共有することを許可せよという文言であることが多い。読みもしないで「Yes」をクリックした利用者を責めるのは簡単だ。だが、真実は、この手の契約書のほとんどは、エンドユーザーが理解できるようには書かれていないということだ。後に企業がその活動によって裁判所や公聴会などの場で糾弾されたとき、企業を守るために書かれている。
あなたの個人情報を共有しているのは、どんなサービスなのか?
私はここ数年、本当に多くのサービスを利用してきた。Linkedin、Bebo、Plaxo、Brightkite、Friendfeed、Jaiku。MySpace さえも利用した。これらのサービスには、まだ私の個人情報が残っているはずだ。
最近、私は多くの人々が同じ問題を抱えていることを知った。アクティブなユーザーは、多くのことを試したがる。だが、さらに新しいものが目に入ってくると、そのサービスを離れて別のサービスへと移行する。そして我々が立ち去ったあとには、我々の個人情報が残されるのだ。これを利用しようと考える企業が出てきても、何の不思議もない。
あなたの居場所を知っているのは誰か?
スマートフォンは、位置情報を常に収集している。携帯電話基地局の場所をもとに三角測量をし、GPSを利用し、その他の情報も活用してどこにあるのかを把握している。これは、あなたがこの地球上のどこにいるのかを把握していることに他ならない。
では、あなたの位置情報を利用するのは誰だろう。携帯電話キャリアは間違いなくアクセスしている。では、携帯電話製造メーカーは?アプリ開発者は?政府は?あなたの上司は?携帯電話キャリアは位置情報を他の企業に売ってはいないだろうか?
もし、これらの疑問に対しての答を知っているのなら、あなたは選ばれた3%だ。97%は、その答えを知らない。EULA や ToS を読んでいないからだ。
コンピューターの中では何が起きてるのだろうか?
パーソナルコンピューティングの最初の30年では、どのような形であれ、箱の中で何が起こっているのかを知ることができた。知っていなければ、使いこなすことができなかったからだ。平均的な PC ユーザーは、ファイルの保存場所を自分で覚えていた。ハードディスクをデフラグし、スワップファイルのサイズと場所を最適化した。我々は皆、自分の PC の中で何が起こっているのかを常に把握している必要があった。
だが、Apple が iPad を発売し、我々を新たな情報家電の時代へと招き入れた。もしかしたら、iPhone がリリースされたとき、我々はすでにその時代へと突入していたのかもしれない。どちらにせよ、情報家電の時代は始まった。ユーザーは、箱の中で何が起こっているのか知る術を失い、知る必要性を失った。
これは、技術の複雑化の過程では不可避なことだ。同じことは、自動車の世界でも起こった。かつて、自動車を保有することは、自動車のメンテナンスを学ぶことだった。ちょっとした故障であれば、自分で修理するのが当たり前だった。だが、いまはどうだろう?自動車の仕組みは以前とは比べ物にならないまでに複雑で、素人には手出しができない。そもそも、タイヤ交換をしたことも無いという人がほとんどではないか?
iPad を使うのは楽しい。だが、その内部で何が起こっているのかは我々には窺い知ることはできない。Apple Pages を使って長い文書を書いたとしよう。ファイルのサイズは?そのファイルは、どのフォルダに保存されている?ファイル名は?
これらの質問に対する Apple からの回答は、「心配しなさんな。全部こっちで面倒見るから」だ。
クラウドは、どこにある?
「クラウドコンピューティング」ほど、その名前が実態を表しているものは他にないだろう。その名前は、無知にちなんで付けられている。
クラウドコンピューティングの「クラウド」は、ネットワークダイアグラムからきている。エンジニア達は何十年もの間、複雑で説明しにくいネットワークシステムを描くときにフワフワとした白い雲状の記号を使っていた。これは、その中の細かいことは問題では無いということの表明でもあった。「クラウド」は、「よくわからない」ことや「細かいことを気にしない」ことを表すシンボルだったのだ。
今日、「クラウド」は一種のバズワードともなっているが、その言葉の意味するところはいまもやはり「無知」なのだ。Wikipedia では、クラウドコンピューティングを次のように定義している。「コンピューティング、ソフトウェア、データアクセス、ストレージサービスなどを提供する技術を表すマーケティング用語。エンドユーザーには、サービスが提供されるシステムの構成や物理的な場所についての知識が要求されない」
一般消費者向けのクラウドコンピューティングには様々な種類があり、Google、Amazon、Apple といった大企業がサービスを提供している。ユーザーに余計な知識を要求しないものほど、よりユーザーフレンドリーなクラウドということになる。
無知の中にあるチャンス
我々がやらなければならないことは、業界に対して、ユーザーが情報を知らされていないことは重要で、解決しなければならない問題なのだと認識させることだ。
具体的にはどうしたらいいだろう?ToS や EULA を、もっと短く、分かりやすいものにさせることだ。そうすれば、エンドユーザーが ToS や EULA を読めるようになる。
また、企業が我々の個人情報を利用する場合には、利用者に対し通知し、分かりやすい形で承認を求めるようにするべきだ。サービス開始前に「Yes」をクリックさせるだけというのは、あまりに不十分だ。
我々には、それぞれの企業が我々について知っていることを全て公開してくれる「Google ダッシュボード」のようなサービスがもっと必要だ。
ユーザーの無知問題は、アプリケーションや Web サービスを開発する技術者にとってのチャンスでもある。我々が使っている製品やサービスを提供する企業を丹念に調べ、重要な情報を引っ張り出して欲しい。どんなデータが収集され、その情報で何が行われているのかも教えて欲しい。実際、そのようなサービスの開発を始めているスタートアップはすでに存在している。
無知の時代は、悪辣な陰謀が引き起こしたものではない。複雑さがはびこった結果なのだ。
世界が良くなっていることは疑いがない。少なくとも、情報テクノロジーに関してはそうだ。タブレット端末やクラウドコンピューティングといった新しいコンピューティングパラダイムは、生活をより心地よいものにし、増加し続けている複雑さの取り扱いを手助けしてくれる。
技術は、我々を混乱した世界へと導いた。だとしたら、ここから連れ出してくれるのも技術のはずだ。でも、どうやって?それは私にもわからない。
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sukibomanさん
アンドロイドタブレットの”言語とキーボードの設定”で野良アプリからダウンロードしたアプリにチェックを入れると「この入力方法を選択すると入力する全文字列の収集をアプリケーションに許可する事になります。
これには、パスワードやクレジットカード番号などの個人情報も含まれます。この方法を入力しますか?」と聞かれました。この意味は、入力した内容は全てアプリケーション提供者へ送信され、個人情報が漏れます。という意味も含まれているのでしょうか?こういった内容に詳しい方の意見を宜しくお願い致します。
ベストアンサーに選ばれた回答
tdp747hさん
学習機能が有るので
「入力した順番に文字を覚えますよ。考えようによってはIDやパスワードも含まれるから
くれぐれも注意して下さい」
ぐらいの意味です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1476132804
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いかがでしたか?
また次回をお楽しみに。