夜寝ることが難しくなった。眠りが浅くなった。まだ2時なのか、3時なのか、目が覚めてしまう。死んだらどうなるんだろう?などと、ぼんやり目をつぶりながら考えた。まだまだ使えそうな手足を見て、これが燃やされてしまうのは、いかにももったいない、などと、真剣に考えた。何をしていても、頭の中には、ぼんやりと病気のことがあった。トイレに行くたびに出血があったため、一日中病気のことは忘れることができなかった。