やはり面白い話は夜勤中が多いです。

またまた夜勤中の話


深夜0時

「電話がありましたか?」

とおじいさんが起きてこられる。

「ないですよ~」

「あ、そうですか」

また寝床に戻られた。


しかし30分後

すごい勢いでガバッと起きてこられて

「電話があったでしょう?電話を貸してください。」

とおっしゃるので、テレビのリモコンをお渡ししました。

「もしもし!もしもし!何も聞こえないやないですか!」

「えー?!ちょっと貸していただけますか?」と言って、受話器を受け取りました。

「もしもし?私、◯◯さんの代理でお電話しております、村田と申します。
あー、はー、はー、なるほどですねー、少々お待ちください。」

とリモコンに向かって話してるフリ

「◯◯さん、お元気ですかー?と心配してお電話くださったそうです。」

とお伝えすると

「ありがたいです。ありがたいです。」

と声を震わせて喜んでおられました。


その一時間後、お部屋からまた
「もしもしー?!」という声

行ってみると、メガネを耳に押し当てて喋っておられるΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

今度は相手の声もちゃんと聞こえていらっしゃるようで、

「あー私ですー。ありがとうございます。いつもあなた様の幸せを祈っております。」

と、和やかに話していらっしゃる。


電話が通じたならよかったよかった

と、思っていると

30分後、

メガネを耳に押し当てながらお部屋から出てこられたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

「電話が聞こえません」

「あらーちょっとお借りしますよ。もしもし?(以下同文)」

たとえリモコンだろうと、メガネだろうと、真剣なお芝居です。

こんな小芝居を一晩で4、5回やりました。