むき出しのまま転がっている生々しいものを、
かっこ良く言葉にしようなんて思っているうちに、
妖怪が、再び化けの皮をかぶってゆく。
その見せかけのヨロイを溶かすには、
いつの間にか手に持っている、この懐中電灯を使えばいいのかな?
いつも通り、芸もなくワンパターンで、暗闇へ眩い光を照射する。
目に映ったものに次々変化しては逃げてゆく、
おどろおどろしい生き物を、一筋の光で捉えられないかな。。
何度も化かされては悔しがり、悔しがっては化かされて。
うっかりペースを握られると、
幻想世界に取り込まれてしまいそう。
そんな風に魔物が増大していきそうなときは、
仕方なしに、ここからいったん身を引こう。