念の力で飛ばしている紙飛行機が、
集中が途切れる度に,地面に触れそうな高度で揺らいでいるけど、
前よりノイズが気にならなくなってきたかな。
まどろみの中で意識を飛ばして、
どこか遠いところへワープでもしてみせようか。
何度放り投げても,上か下へと見飽きた軌道を見せつけるばかりの紙切れが、
断片的に描く真新しい曲線の光に、視線が引き寄せられる。
わくわくしながら、えんぴつの先で辿り始めた迷路なんだけど、
横から口を挟んで、ゴールから逆に進んでしまえば簡単だよ、なんて。
さて、重い腰を上げて,瞬間移動でも体感しようか。
跳躍した先に、冷えたジュースはあるかな?
音楽は低い響きでリズムで弾んでいるかな?
ちゃんと香りは漂っているかな??
よりまどろめば、
一瞬だけ、焦点の合わない世界に現れる亀裂。
周期的に襲ってくる大縄跳びの縄に,つい二の足を踏み続けてしまうから、
いっそひと思いに吸い込まれてしまって、
先ほど念じた世界にでも連れて行ってもらおうか。