スローボート | taburogu

スローボート

内なる想いが確信となった時。それは、知らない誰かとセックスした後だった。一度セックスした後だから、もう知らなくはない。ここで番号を交換したら、知り合いになれた。こういう場所にはあまり来ないと言っていた。細い目をした、良い男だった。

たまに自分自身がバカげてると思うが、この時もその一つだ。ヤること以外に何も考えなかったはずなのに、気がつけば他の男への想いが固まっていた。あぁ、俺はあの人が好きなんだな。細い目の男を待ちながら、そんなことを思い始めてた。だから、知り合いになることを諦めた。やっと見つけた感情を温めてみようと。やっと見つけたから大切にしようと。そうして、交差点で手を振ったのだ。

それから半年。いや、それ以上の時が過ぎた。未だに好きとは言えてないけど、読み返してはあの時を思い出す。友達と待ち合わせしたサンクス、博多天神で食べたラーメン。ずっと俺が話していたのに、奢ってくれたんだっけ。あのタイミングで電話をくれなかったら、そのまま想いは消えて今は違ったかもね。またバカをしてしまったと、こう何度も思うこともなかったんじゃないかって。読み返すごとに、そんな風に思えてくるのだ。

「Last Night」

(from mixi diary 2008 5/26)


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