その場所に立って | taburogu

その場所に立って

それぞれが陸で、間には海が広がる。近いようで遠い世界をつなぐ為に一歩足を踏み出そうか。それとも、そっと踏み込まずにいようか。

一番の恋人は一番の友達でもあって、好きなだけじゃどうしようもない。「傷つけるほどに愛してる」と歌う歌が、今日はやたら胸に響こうとして来る。そしてそれを、拒もうともする。光も愛してるから、もっと闇も愛してみたい。愛せない部分だって、好きには変わりない。だから変わって欲しいと望んで、だからこそ、変わって欲しくないと望んでいるのだ。

ずっと陸を目指してた。見渡す限りの海に舟を出し、波を越え、進むことだけ考えた。進もうと決めた日の自分ぐらい越えたい。いつかたどり着いたら、達成感を肌で感じられる気がしてた。今思えば、自分勝手でしかない。これだけのために、世界に足跡を残そうとしていたのだから。

それぞれが陸で、間には海が広がる。その広い海に浮かぶ、小さな二点が出会える数学。こうして出会えたのに、陸を目指すのを止めなかった。どれほど悲しんだだろう。どれだけ傷ついただろう。だけど、どれだけ愛しかったのだろう。いつまでも許し続けるから。愛しさに溺れ、いつか悲しみに溺れた、その場所に立って。

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