はじめまして。
洋食器にまつわる思いを綴ってみようと、ブログをはじめました。
洋食器が好きで、最近はフランスのアンティークを中心に、アンティーク屋さんに見に行ったり買ったりしています。
私は、高校卒業までを、だいたい新潟で過ごしました。
家は、普通のサラリーマン家庭でした。
両親が、西洋の文化に親しみを持っていて、映画や音楽、海外ドラマなどに好んで接する家だったと思います。
気がつくと私も、どこにあるかもわからない、見知らぬ西洋の文化に、憧れをいだくようになっていました。
音楽や小説も、西洋のものを好むようになっていました。
とはいえ、住んでいるのは地方都市。
両親も実際にアメリカやヨーロッパに行ったことはなく、西洋の文化は、やはり遥かかなた、手の届かないところにあるものでした。
そんなわが家で、「西洋」を感じさせてくれたものが、ノリタケのこのコーヒーカップでした。
いつもは、茶碗に日本茶を入れて飲んだり、ガラスのコップで麦茶を飲むのが普通でしたが、
ときどき、インスタントコーヒーを、このカップで飲むことがありました。
食器棚から取り出されたこのカップとソーサーは、地方の社宅に、
少しだけ、しかし確かに、西洋の雰囲気を醸し出してくれました。
このあざやかな白と、コーヒーの色のコントラストがなかなかに美しかった記憶があります。
先日、実家に帰省したときに、食器棚にこのカップがあるのを見つけました。
私は現在アラフォーなので、少なくとも30年以上前から実家の食器棚にいることになります。
裏をみてみると、ノリタケ社の「プリマデューラ」というシリーズのようです。
ちょっとレトロな感じですが、今見ても飽きのこないデザインだなと思います。
今の実家は日本家屋ですが、ずいぶんと西洋文化を感じさせるものが増えています。
それでも、久しぶりに取り出したこのコーヒーカップは、私にとって、やっぱり特別なものでした。
大学で上京し、東京でさまざまな西洋の文化に触れ、実際にヨーロッパにも行くことになります。
そして気づくと、西洋文化のうち、特に洋食器に魅せられて、見たり買ったりするようになりました。
その原点は、このコーヒーカップだと思うのです。
ここから始まる洋食器との付き合いを、ゆっくりたどってみようと思います。

