アリババ  ストレール / Stohrer | パリてくてく日記

アリババ  ストレール / Stohrer

はじめに・・・ブログの名前を「TABLE SALONのブログ」から「パリてくてく日記」に変えさせていただきました。

このブログは、「洋菓子教室 TABLE SALON」を主催されている松永寛子さんのHPに載せさせていただいており、ブログ立ち上げ当初はそのお教室の名前で登録となっておりました。

でも、自分のこのようなつれづれなる日記がお教室の名前と被ってしまうのはちょっと申し訳ないというか、如何なものかと感じ、松永さんにご了解をいただき変えさせていただいた次第です。

「毎日パリの街を自分の足でてくてく歩き、いろんなものを発見していきたい」という思いを込めてつけてみました。

正直、ちとダサいネーミングな気もしますが・・・自分になんだかちょうど良い感じがするので、今後はこちらでどうぞよろしくお願いします。


松永寛子さんのお教室のHPはこちらです。

         ↓

洋菓子教室 TABLE SALON http://www.matsunagahiroko.jp





本日はストレール / Stohrer という1730年創業のパリで一番古いと言われるケーキ屋さんへ行ってきました。

黄色いテントを目印に行ったのですが、ちょうどガレット・デ・ロワの時期で、それを売る為お店の前には青いテントを張っており、あやうく通り過ぎそうになりました。

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お店は決して広くはないけれど、シャンデリアもありちょっと重厚な感じ。

お菓子だけではなく、テリーヌ等のお惣菜やパン、乾燥菓子なども所狭しと並べられてありその場にいるだけで幸せな気分に。
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こちらのお目当てはなんと言っても "ピュイ・ダムール/Puits da'amour" と "アリババ/Ali-Baba"。

(店内の壁に描かれている女性の手には、ピュイ・ダムール と ババが)

ピュイ・ダムールは"愛の泉"という意味。

アリババの由来は、ルイ15世に嫁いだマリーのパパ、ポーランド王のレクスチンスキが、ある時かたくなったブリオッシュにラム酒をかけて食べたら美味しかったそうな。

その時彼は「千夜一夜物語」を愛読しており、その本に因んで「アリババ」と名付けたんだとか。


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他にもルリジューズ(修道女を模したもの。大小のシューを2段に重ねて(小さい方を頭と見立てている)、クリームを絞りそれを修道女のひだひだの襟に見立てたそう)なども美味しそう。

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私はアリババではなく" ババ オウ ラム/ Baba au rhum" (右)と "ピュイ・ダムール/Puits d'Amour"(左)を購入。パリてくてく日記




下の透明カップにも溜まってる位ラム・シロップがたっぷりとかかっている。

一口食べたら口の中にジュワ~ッとラムの香りでいっぱいになり、とても美味しい!

お酒が弱い人だと軽く酔ってしまいそうだけど、これは最後にラム酒を直接にはかけていないようなのでむせるような感じはなく食べやすかったです。

(学校でサヴァランを食べた時、最後にダークラムをたっぷりふりかけていたので軽くむせそうになった。でもけっこうお酒たっぷりも好きなので、それはそれで美味いしく良い気分になった。午後のフロマージュブランの実習が珍しく緊張しなかったのはそのせいか?)

(似ているババとサヴァランだけど、違いはその形と、レーズンが入ってるかいないかだけなのだそうです。)


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"ピュイ・ダムール/Puits d'Amour"

パイ生地が薄いけどしっかり焼かれてサクサクしており、中のクレーム・パティシエールも甘すぎず食べやすい。

一番上のキャラメリゼが甘くもあり、ちゃんとほろ苦くもあり、食感もカリカリとしていて本当に美味しかった!

これはまた食べたい。

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コルドンでの授業でも、そのお菓子にまつわるエピソードを聞くのが好きでした。

まだまだ知らないお菓子がたくさんあるので、ちょっとずつ知っていきたいな。



さて明日はコルドン・ブルーのオリエンテーョン。

今日は場所を確認しに学校まで行ってみた。

すごい、徒歩10分もかからない位で行けちゃった。

ちょうど、入り口で同じく場所を確認しに来た人と会った。

彼女はアメリカから昨日パリについたそうだで、これから料理の基礎コースを受けるとの事。

でも、ロストバッゲージになり荷物が何もなく困ったと嘆いていた。

かわいそう!早く見つかりますように!


それにしても、パリのコルドンは大通りから一本裏に入った住宅街にあり、なんというかけっこう地味な感じで意外でした。

私、以前にこの近くまで歩いていたけれど全く気づかなかったよ。(笑)


日本人コーディネートの方が一人いるのですが、私が日本にいた時からとても丁寧にサポートしてくださったのでちょっとご挨拶しに。

電話での声のイメージ通り、ハキハキとし面倒見の良い感じのとても素敵なマダムでした。

その方の部屋の隣りが実習室らしいのですが、トンカントンカンと音が。。。

明日から授業が始まるというのに、ギリギリまで修理工事しているんだそうです。(苦笑)

間に合いますように。


では明日からコルドン、頑張ります。






洋菓子教室 TABLE SALON http://www.matsunagahiroko.jp