ノエル
今日はクリスマス
日中、マドレーヌ寺院へパイプオルガン コンサートを聴きに行って来ました。
本当は4人で行く予定だったのですが、一人が風邪でダウン、もう一人はホームスティ先のママに”マドレーヌではなくサン ジェルマン教会のオルガンコンサートに行きなさい”と言われそちら経由で少し遅れて来ることに。
(なかなか押しの強いママらしく、本人は大変そうだけど聞いてる方はちょっと笑ってしまう。 でも、同時にすごく面倒見の良く親切なママのようだ)
その家のパパとママは敬虔なクリスチャンらしく、24日も”私達は夜ミサに出席するけれど、キリスト教ではないあなたを連れて行く事は出来ないから自分で何か作って食べてね”というような事を言われたそうだ。
すごいな、と思った。
私だったら、外国のお友達が日本に来ていたらいろいろ体験したり知ってもらいたいから、神社やお寺に連れて行くのになぁと思った。
彼らの熱心な信仰心に比べて私の軽い考え・・・。
パリの大きな教会や寺院は、既にパリの観光地の一つのようになっている感じだけれど、ここがカトリックの方達にとってとても大切な場所、神聖な祈りの場である事を念頭に置いてこれからも訪れよう、と改めて思った。
寺院内はほぼ満員。
司会者の案内と共にパイプオルガンのコンサートが始まった。
パイプオルガンは寺院の後方上部にあり。
もちろん私たちの椅子は祭壇方向の前を向いているから、音楽を背後から聴く感じ。
なんとも不思議な感じがした
時々、後ろを見てみるが演奏者の顔は全く見えない。
(オルガンはパイプの下にある。ただ、横に立って楽譜をめくるお兄ちゃんの姿だけ確認)
寺院内に響き渡る素晴らしい音色だった
たっぷり1時間40分程のコンサートだった。
最後の演奏が終わると、大きな拍手で皆で後方を見上げる。
演奏者の白髪の紳士がお辞儀をしていた。
ようやくお顔を拝見でき、この方がこんな素晴らしい音を奏でていたんだと思ったらまた感動してしまった
そして、この写真は以前マドレーヌ寺院に来た時に撮ったもの。
これはクレッシュ/ creche と呼ばれるもので、キリストの誕生のシーンを人形で再現したもの。
各家庭でもミニチュアのクレッシェを飾ります。
近くのアパルトモンの玄関先でも飾ってあるのを見ました。
左から天使ガブリエル、マリア、ヨセフ、そして東方三博士。
マリアとヨセフの間にはクッションのようなものが置かれています。
そしてこの上にはまだ何も置かれていません。
(このクッション、本当は飼い葉桶なんだそうです)
そして、今日12月25日。
クッションの上にはちゃんとキリストが置かれていました。
うふふ、このクレッシュ見た事はあったけど、キリストが置かれる前と後をちゃんと見たのは初めて。
あ、無事にキリストが産まれて良かった~ってなんだか嬉しくなりました
これはオルガンコンサートの前に撮ったもの。
マドレーヌ寺院後方の一角にあるのですが、長蛇の列。
2007年にオープンした「ピナコテーク・ド・パリ」という企画展専門の美術館。
現在はオランダの画家フェルメールの展示をやっているようで、前に通った時もこのような行列で大人気でした
この日が一番の盛り上がりのように感じました
通りの両側のいろんなものを売っているクリスマス小屋は人・人・人
(このクリスマス小屋、24日は日中開いていましたが、夜は全部閉まっていて静かでした)
世界中から観光客が集まってるようでいろんな言語が聞こえてきました。
日本人の方もたくさん見かけました。
そうそう、学校の先生に"クリスマスは24日の夕方から25日までほぼ殆どのお店が閉まる”と聞いていましたが、想像していたよりはちょこちょこ開いてるなというのが正直な感想でした。
近所の八百屋さん、パン屋さん、花屋さん、薬屋さん、キオスク的なものも開いていました。
繁華街?でも開いてるカフェをいくつか見ました。
また、クリスマスに外を歩いてるのは観光客位なものだよと聞いた事があるのですが、でもいろんな所からフランス語もたくさん聞こえてきました。
数日前からちょっと風邪をこじらし熱っぽさと喉の痛みに少々弱っていましたが、でもパリのクリスマスはどんなものかとずっと楽しみにしていたのでその気持ちが勝っていろいろ見る事ができました
と、言ってもほんの一部を見れたという感じですが、でもクリスマスの雰囲気を味わう事が出来てとても嬉しかったです
洋菓子教室 TABLE SALON http://www.matsunagahiroko.jp