アルザス地方
先週末(12/12~13)、語学学校のエクスカーションに参加して、アルザス地方へ小旅行にいってまいりました。
アルザスは長い間、ドイツとフランスの間で領土の獲得競争が繰り広げられ、第二次世界大戦ではアルザスそのものが激戦の舞台となってしまった悲しい歴史のある所でもあります。
何度もフランスになったりドイツになったりと国が変わってしまって、「フランスであってフランスではない」と言われ、独自のアルザス文化を保っているところ。
一度、訪れてみたいと思っていました。
当日は、朝6時半というまだ真夜中のような暗さの中、集合していざバスで出発。
パリから約6時間かけて走り、まずはリックウィル/riquewihrというワインで有名な村へ。
周りはブドウ畑が広がっています。
クリスマスの時期になると、この村に世界中から観光客が集まってきます。
駐車場もスペースが全然足りず、ぶどう畑の周りは車やバスがずーっと遠くまで停まっています。
でも、毎年の事なのでしょう。係りの方も慣れたものでテキパキと車を誘導してくれます
旧市街の入り口の所には可愛らしい郵便局が
ここが旧市街の入り口。
この写真じゃうまく伝えられないと思いますが、とにかく一歩足を踏み入れたらそこはもうメルヘンの世界に迷い込んだよう。 木骨組のお家、ドイツの影響を受けてるような独特の可愛いカラフルなお家が並んでいます。
そして、ものすごい人でごった返しています。
一瞬、ギョッとするようなサンタの顔だけの飾りが・・・。
風が吹く度、この長い髭がゆらゆら揺れて正直恐い・・・
だから恐いって・・・
でも、いろんなお家の壁に飾られていました。
人で賑わってる中、軽快な音楽と共にきれいなお姉さんが現れた。
独特な動きで踊りながら石畳を進み、人々を魅了していました
プレッツェル発見。
これはドイツのバーデン地方の焼き菓子から広まったものとも言われているし、ここアルザスからという説もあるのです。
そしてこの香ばしい感じの表面の茶色は、焼く前に水酸化ナトリウムに浸ける事から出る色なのだそう。
こちらはプレッツェルというか、形はそうだけど、味はドーナッツ。
でも美味しかった
こちらはチーズをかけて焼いたプレッツェル。
このチーズ、マンステールというここアルザス、そしてロレーヌ地域で生産されている、匂いが強めのウォッシュ・タイプのもの。
でも味はくマイルドで食べやすい。(AOCチーズ)
これが本当に美味しかった
いろんなお店でこのマンステールが売られていたのだが・・・・・買ってこなくて後悔。
でもパリでも売られているんだろうな。探してみよう。
そしてこちらおなじみクグロフ。
小さいものから大きなものまでたくさん売られていました。
この白く粉砂糖でお化粧されているのはもちろん甘いクグロフ。
そしてこちらは塩味系のクグロフ。
私は今まで甘いものしか知らなかったので、早速この塩味の方を購入。
お店のおじさんが言ってたように、アペリティフと共にいただいても良い感じ。
ベーコンと胡桃、アーモンドが混ぜ込まれていて、その塩気でお酒が進みそうです。
とても美味しかった
こちらはパンデピス。
オレンジ味とナチュラルの2種類をこのお店では売ってました。
(他のお店ではいちじく入りのものなど)
名前の通りいろんなスパイスが入っていて、とても味わいがあって美味しかった
ただここのナチュラルの方は、砂糖の量もなかなかのようで、かなりの甘さだった
冒頭の通り、この辺り一帯は、古くからワイン造りの村として有名だ。
特にリースリングやゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリなどの品種が。
旧市街の中にはに試飲させてくれる所がいくつかある。
ここは洞窟風になっていて、ワインだけではなくいろいろなリキュールも飲ませてくれるところだった。
昼間だというのに、たくさんの人で賑わっていた。皆飲んで、笑って陽気に楽しそう
そしてこの辺りはコウノトリの里とも言われている所だ。
今はかなり減ってしまったそうだが、屋根にコウノトリが巣を作るそうだ。
と、言うことでコウノトリ・グッズもたくさん売られていた。
こんなの被る人いるの?と思ってたらけっこういる
そして何気になかなかこれが可愛い
おもわず、おばあちゃんに声をかけて一枚撮らせてもらった。
ちょっと緊張ぎみ?
ちなみにこのおばあちゃん、お友達3人お揃いで被っていた。
ちょっと強面のおじちゃんもコウノトリ
こんな感じでとても可愛いリクヴィルの村を堪能しました
さてこの後はリボーヴィレの村に続きますが、それはまた明日書くことにします。
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