オペラ ダロワイヨ / DALLOYAU
今日は、語学学校のクラスメートのドイツ人、ポーランド人、そして日本人の方が最後の日でした。
来週からまた新しい方が入ってくるかもしれませんが、もしいなかったらロシア人3人、日本人3人のクラスになります。
パリにいるのですが、クラスメートのおかげで各国の習慣や国民性を垣間見る事ができ楽しいです
今日は最後の子も一緒に5人でダロワイヨにケーキを食べに行ってきました
日本では自由が丘店のサロンに1度行った事があるだけで、なんとなく自分の中では馴染みのないパティスリーだったのですが、やはりパリの老舗、オペラ(ケーキ)誕生のお店という事で興味があり、シャンゼリゼ通り近くの本店に行ってきました。 (パリに8店舗あるそうです)
1Fがショップでケーキ、パン、そして高級惣菜を販売。(惣菜と言っていいのか?)
そして2Fがサロン。
シックで高級感あり、落ち着いてケーキをいただく事ができました。
私が頼んだのはもちろんオペラ。(コテコテおのぼりさんです)
(オペラの名の由来ですが、・・・・・パリ・オペラ座の上にあるアポロン像が金の琴を持っています。オペラ(ケーキ)には一枚、金箔がのっているのですが、それをその琴に見立てたところからきているのだとか)
お味はバランスも良く濃厚で、コーヒーとの相性がとても良く美味しかったです
コルドン・ブルーの中級クラスの時にオペラを作った事を思い出しました。
ジョコンド生地、バタークリーム、ガナッシュを繰り返し重ねていくのですが、デコールのグラサージュも入れると何と9層にもなっているんですね。
それらを均等に重ねていくのが初心者の私には大変な作業でした。
それまで何も考えずにパクパク食べていた自分を反省した位。。。
それでも、組み立てはなんとかうまくいったのですが、難題はチョコのグラサージュがけ。
手早く流して、パレットナイフで余分なグラサージュを一気にそぎ落とすのですが・・・これが難しい
案の定、うまく出来ず何度もかけ直してはパレットナイフで補正して・・・・。
そんな事をやってるうちにどんどん分厚いグラサージュになってしまいました
先生のコメント、「うん、層の組み立ては均一にいってていいね♪ 味は、・・・・・」
トントン、 あれ? (ナイフの音)
コツコツ・・・・・?? (強くナイフでチョコをたたく音)
コツンコツン・・・・・・・・・・??? (更に強くたたく音)
・・・・・・・・・・・・・・・・
パキンッ!
「・・・・・これ、チョコが厚すぎ。ナイフ入れたくても入らないし、チョコが多すぎで味のバランス悪くなっちゃうよ」
はひー、ごもっともで
そんな感じで、私の初オペラはグラサージュを叩き割って食べる悲しい出来栄えになってしまったのでした。
普段何気なく食べてるものが、自分で作ってみてその過程の大変さを体験すると、改めてプロの方のすごさを実感しました
そして、それからもっと大切に食べるようになりました。
途中で毛並みの良い子犬、ヨークシャテリアを連れ、バッチリヘアメイクして毛皮を着た、いかにもセレブなマダムがサロンに入ってきました
他のパティスリーでも犬を連れて入ってきたおじさまを見た事があるのですが・・・・・意外でした。
もちろんダメな所が多いのでしょうが、盲導犬ではない普通のペットの犬が店内まで入ってこれるとは。
日本でもドック・カフェとかありますが、たいていテラス等の外なのですよね?(私が知らないだけか・・・)
マダムはケーキを食べていて、フロアーでは子犬が専用の入れ物に入れてもらったお水を飲んでいて。
それが、バシャバシャ飲むものだから周りけっこうな水浸し状態で
う~ん、カジュアルな所でなくても、パリのカフェはこんなに寛大なのか??
はたまた、あのセレブなご婦人が特別だったのか・・・・
謎である。。。
まぁ、そんな光景を横目に見ながら、こちらで知り合った方々といろんな話しをして本当に楽しい時間を過ごす事ができました。
今回、学校が終わりの方は、日本でパティシエとして働いていた方、もう一人は某航空会社でフライトアテンダントをされている方、・・・・・・日本では知り合えなかっただろう方たちとこうやってお友達になれるのは本当に貴重。
出会いを大切にしていきたいと思います
さて、今回ダロワイヨで写真を撮ったのですが、アップするのがうまくいかず載せる事ができませんでした。
(文章ばかりでつまらないですね。すみまへん)
その後、写真をアップする事ができました。^^
では、全然関係ないですが、帰り道に近所のお肉屋さんで撮った一枚。
何となく艶かしいですが、毛をむしられて手も足もくくられて伸ばされた上体の「兎」のお肉です。
こうやって形のまま売られてるのを見ると、ちょっと複雑な気分にもなるのですが・・・・
でも・・・・美味しいんですよね (前のレストランで、余るとよくいただいていました)
日本ではなかなか売られていないものも、こちらでは普通の住宅街の中のお肉屋さん等でも売られていてとても興味深いです。
さて、明日からは学校のエクスカーションで、クリスマスの中心都市として名高いアルザス地方に行ってきます
(毎年150万人の観光客が訪れるとガイドブックにも書いてありました)
町全体がクリスマス一色になっていると言われている所にも訪れるので、楽しみです。
またご報告します
洋菓子教室 TABLE SALON http://www.matsunagahiroko.jp