戦略系カードゲームの難しさ。

 

いま戦略系カードゲームをいくつか考えており、その際のコンセプトをいくつか分けて考えている。

 

コンセプトとそのゲームの方向性を決めるものなので、そう簡単にかえるものではない。

 

ただ、作るうちに、「あれもしたい」「これもやってみたい」と後付けで増えがちである。

 

それゆえにコンセプトが揺らいでしまうこともある。

 

もちろん、良い作品になるならコンセプトと離れて作ることは構わないだろう。

 

しかし、名目、目的を見失うほどの変更はさすがに間違っている。

 

よく戦略系カードゲームは様々なルールがあり、特にカードによる効果発動タイプの者は、カードの数だけルールがあるといっていい。

それゆえに複雑なルールの存在が、ゲーム全体のバランスを脅かしかねないものとなる。

 

大手の戦略系カードゲームがたびたび禁止カード、変更カードするのは、大量のカード消費を目論見、それゆえに煩雑なルールの中に、ゲームの正当性が埋没させてしまう危険を毎回行っているのである。

 

大手は力業でできるが、中小メーカー、同人製作はそうそうできることではない。

 

それゆえに戦略系カードゲームの製作、特にカードルール、効果などは慎重にやらざる得ない。

 

今ストックしてある企画カードゲームの中に、対戦型戦略系カードゲームとしてトランプ枚数によるゲームにするリアルなコンセプトのもとに作っている。

 

ゲーム性のコンセプトとこういった製作予算のコンセプトも両方考えなければならいのが、製作の難しさと言える。