まだ模索中。
昔、簡単なゲーム企画をいくつか考える仕事があった。
当時はとりあえず類似ゲームの傾向を調べ上げて、そこから「やっていない」ところを狙っていく方針だった。
経営コーチング、プロデュースなどでよく聞く、ブルーオーシャンを探せというもの。
確かに誰もやっていない、やっていてもまだ層が薄いところを狙っていくのは戦略の一つとしてはあり得る。
ただ、そのが薄い、やっていないにはそれなりの理由がある。
その理由の解析を簡単にいえば、「ウケない」のである。
人間の趣味趣向は千差万別であるが、ある一定の行動、趣向というのは似るものであり、面白いと思うものは大抵の人間は面白いと認識するものである。
それゆえにブームになったものをベースに作り上げるのが容易に利益、集客、人気があつまるのは当然といえる。
ウケない理由として共通しているのは「認知のなさ」「感情向上のなさ」にある。
人間はある程度認知できるものを安心してみるものであり、よく知らない物は不安、警戒するのは当然である。
それゆえによくわからないものに対して注目するのは容易ではない。
その容易ではない時点ですぐ諦めてしまう企業が多いのである。
大抵の企業は容易に儲かる方法を探したがる。だいたい失敗しやすい企業体質といえるが。
案の定、いくつか提案の形して、時間かかるが、これがいいのではと思っているものは採用されず、簡単に行けそうとその場の会議で盛り上がったやつが採用され、そして2年で没を受ける。
こういうことを幾百の企業は模索し、失敗しつづけてるのである。