目玉おやじの正体は? | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

さて、問題です。


これはいったいなんでしょう?


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


てるてる坊主か目玉おやじか、

はたまたワールドカップのトロフィーか(笑)


かわいらしくちょこんと並ぶ姿、気になりますよね~にひひ



それでは、ひとつ拝借して…


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


ひっくり返して・・・


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


開けてみると…


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


あっ!!ひらめき電球



そう。


答えは、カブ♪キラキラ


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

なんと、皮ごとホイルで包んで焼き上げたカブなのです~ラブラブ

オーブンに直に触れないよう、ホイルで高さを作ってオーブンに入れていたのでしたチョキ



切ってみると、生ではないけど煮とけてもいない、全体が均一で絶妙な焼き加減ラブラブ!


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


見るからに身質が詰まっていて美味しそうですよね。


こんなにきれいに焼きあがるのは、丁寧な火入れの仕方はもちろん、

実はカブそのものにも秘密があります。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

これは、茨城県玉造町の田神さんが作った自然栽培のアヤメカブ


皮は薄く実との一体感があり、外側と内側の身質も均一です。


普通のカブでは、内側がとろけて外側は筋っぽくてがりがりして…という状態になりがちですよね

それが、皮ごと焼いても筋が気にならず食べられるのは、田神さんのカブだからこそ。


まさに自然の恵みですね。



このアヤメカブ、今は魚料理の付け合せとして大活躍中!


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

スナッケにした魚の下には、蒸し煮にして軽くエクラゼにしたカブを敷き、

生の蕪は皮ごと薄くスライス。

先ほどのオーブン焼きにしたカブを添えて、カブの葉のソースで仕上げます。


アクセントには、カブの風味を生かす程度のゆず香とトマトのコンフィを添えて。


まさに、田神さんのカブでなければ完成しない一皿ですキラキラ



「田神さんのカブの魅力を、できる限り多くの人に伝えたい!」

という、シェフの熱い想いから生まれたこの料理。


もちろん、この時期だけの限定品です。

みなさんも、ぜひ一度味わいにいらしてくださいねニコニコ