さて、問題です。
これはいったいなんでしょう?
てるてる坊主か目玉おやじか、
はたまたワールドカップのトロフィーか(笑)
かわいらしくちょこんと並ぶ姿、気になりますよね~
それでは、ひとつ拝借して…
ひっくり返して・・・
開けてみると…
あっ!!
そう。
答えは、カブ♪
なんと、皮ごとホイルで包んで焼き上げたカブなのです~
オーブンに直に触れないよう、ホイルで高さを作ってオーブンに入れていたのでした
切ってみると、生ではないけど煮とけてもいない、全体が均一で絶妙な焼き加減
見るからに身質が詰まっていて美味しそうですよね。
こんなにきれいに焼きあがるのは、丁寧な火入れの仕方はもちろん、
実はカブそのものにも秘密があります。
これは、茨城県玉造町の田神さんが作った自然栽培のアヤメカブ。
皮は薄く実との一体感があり、外側と内側の身質も均一です。
普通のカブでは、内側がとろけて外側は筋っぽくてがりがりして…という状態になりがちですよね
それが、皮ごと焼いても筋が気にならず食べられるのは、田神さんのカブだからこそ。
まさに自然の恵みですね。
このアヤメカブ、今は魚料理の付け合せとして大活躍中!
スナッケにした魚の下には、蒸し煮にして軽くエクラゼにしたカブを敷き、
生の蕪は皮ごと薄くスライス。
先ほどのオーブン焼きにしたカブを添えて、カブの葉のソースで仕上げます。
アクセントには、カブの風味を生かす程度のゆず香とトマトのコンフィを添えて。
まさに、田神さんのカブでなければ完成しない一皿です
「田神さんのカブの魅力を、できる限り多くの人に伝えたい!」
という、シェフの熱い想いから生まれたこの料理。
もちろん、この時期だけの限定品です。
みなさんも、ぜひ一度味わいにいらしてくださいね