山形・北海道ワイナリー巡り!~その⑦~ | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

後ろ髪を思いっきり引かれつつドメーヌタカヒコを後にし、

午後は「ニッカウヰイスキー余市蒸留所」 へ。


なぜウイスキー?!と思うかもしれませんが、

「余市といえば有名なのはウイスキー。せっかく来たなら地の特産が見たい!」

というシェフの希望ですにひひ


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

この余市蒸留所は、ウイスキーに適した土地を探し求めていた創設者が1934年に建設したものだとか。

やっぱり、余市の気候風土がウイスキー作りに適していたということなんでしょうね。


敷地はものすごい広さで、豊かな緑の中に美しい建物が並びます。

工場というよりは庭園といった品のある風情。


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和洋折衷で古き良き明治といった作りの建物は、

当時としては珍しく国際結婚していたという創業者のセンスだったのでしょうか。


いやいや、なかなかの居心地の良さですラブラブ


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ガイドさん付きの見学コースもしっかりできていて(もちろん無料!)、

ニッカの歴史やウイスキーの製造過程などをじっくり説明してくれます。


こちらが、どーんと立ち並ぶ蒸留器ビックリマーク


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巨大なハクション大魔王が飛び出してきそうな(年代がばれる…)ユニークな形ですが、

アームの角度や胴体の広がり具合で味わいが変わってくるそうです。


今でも石炭直火を燃料として、職人さんが火加減を調節しながら加熱しているとか。

夏場はお休みしているということでしたが、実際に動いているところ、見てみたかったなあキラキラ


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博物館には、古い連続式の蒸留器も展示されていました。


蒸留の方法だけではなく、樽の選び方熟成方法、そしてブレンドにいたるまで、

そのこだわりと細かな違いに驚かされます。


蒸留酒という意味では、コニャックやアルマニャックなどと共通する部分が多いウィスキー。

以前にコニャックの生産者の通訳を担当したとき、蒸留酒って本当に奥が深い!と感心したのを思い出しました。



見学の最後は、試飲コナーでタイプ別のウィスキーを試飲。

これも無料チョキ


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強いお酒は苦手なほうですが、こうして比べると違いがはっきりわかります。

個人的には、ピートのスモーキーさが強すぎないほうが好みかな得意げ


あまりにおもしろかったので、その後は離れの蔵の中にある有料試飲コーナーへ音譜


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みんなで1杯だけ、バーボンの古樽で熟成させた25年物の原酒をいただきました。

アルコール度数、なんと約60%!


樽ごとに個性の違う「原酒」は、熟成した樽の種類や熟成の状態、年代により味わいが異なります。

まさに、一樽一樽味わいが違うのです。


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そして、サービスしてくれたおじさまバーテンダーがかっこいいのなんのってラブラブ!


ほんの少しの水を注ぐことで、ウイスキーの香りを驚くほど開かせくれました。

その注ぎ具合、手さばき、まさに職人です。

おじさまとウイスキーの奥深さに魅了され、ついつい購入してしまったのがこちら。


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新樽熟成10年の原酒です。しっかり樽番号入りラブラブ

華やかな香りとまろやかさがあって、本当に素晴らしい味わいです。


さっそくグラースのドリンクメニューにも追加しちゃいましたので、

ご興味のある方はぜひ一度味わってみてくださいね!!



♪♪その⑧に続く♪♪かたつむり