お子様のご入店について | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

グラースではこれまで、中学生未満のお客様のご入店はキッズデー以外お断りさせて頂いておりました。


同じように子供を持つ私たちにとって、これは決して心地よい選択ではなく、

いわゆる「フランス料理店」であることのしがらみの一つだったと思います。


実際、「非日常を楽しむフランス料理店に子供がいては、気分が台無しになる」という厳しいご指摘を頂き、哀しい思いをしたこともありました。


ですが今回、2周年を機に、グラースでは小学生のお子様のご入店を可能にしようと考えています。


基本的にはカウンター横のソファー席へのご案内となりますが、

ランチ、ディナーに関わらずご予約を承ります。



理由は二つ。


一つ目は、グラースの「非日常」は、お子様にもぜひ味わって頂きたいものだと言うこと。


ブログにも書きましたが、グラースが皆様に味わって頂きたいのは、「無添加」という「非日常」です。
宮廷晩餐会のような「非日常」ではなく、

「毎日こんな食事ができたらいいのにな」という安らぎの「非日常」です。


みなさんが、「未来を担う子供たちにこういうものを食べさせてあげたい!」と思って下さったら、

こんな嬉しいことはありませんニコニコ



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
グラースの野菜料理、子供たちにもぜひ食べてもらいたいです!



二つ目は、食育の場としてのレストランの役割です。


ファミレスやファーストフードでしか外食できないのでは、

子供たちはテーブルマナーや食材の豊かさに触れる機会がありません。


きちんとクロスのかかったレストランで、じっと席に座って料理を待ち、お行儀よく食事をするということも、子供たちにとってはとっておきの「非日常」。


食材の豊かさや食文化の多様性など、

フランス料理店という場でしかできない体験をしてもらえたらと思います。


ただし、これには制約があります。


フランス料理店はファミレスではありません。

お子様OKだからといって、何をしても許されるわけではないということを理解して頂きたいのです。


他の席の方に迷惑をかけない、食事中に立ち歩かない、極端な偏食をしない、といった

最低限のマナーを守ることが前提です。


お連れになるお父様やお母様には、事前にしっかりとこのことを子供たちに言い聞かせておいて頂きたいと思います。

万が一、周囲のお客様のご迷惑となったり目に余るようなふざけ方をするようでしたら、

私のほうからびしっと注意させて頂きますのでご了承くださいにひひ



その点からも、小学生未満のお客様は引き続きキッズデーのみのご利用とさせていただきます。
言い聞かせてもわからない年齢の子供に、無理やりおとなしくさせるのはかわいそうですからね(笑)


うちの子はまだちょっと難しそうだな…と思ったら、今まで通りキッズデーのご利用をお勧めします。
キッズデーは、赤ちゃんでもやんちゃくんでもOKですグッド!

周囲を気にせず、お母様たちも気楽に楽しんで頂ければと思いますラブラブ



また「フランス料理店」らしからぬ決断を下してしまった気がしますがガーン

お子様厳禁!なんて言っているよりは、グラースらしいかなーとも思っています。


これについては様々なご意見があるかと思いますので、

何かございましたら遠慮なくお声をお掛けくださいねキラキラ