勝沼ワイナリー | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

こんにちは。シェフ喜八郎です。


先週の定休日に、

勝沼醸造ワイナリーに産地見学に行ってきました。



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

実は、僕にとってこれが山梨デビュー。

新宿から特急あずさに乗り1時間半で勝沼ぶどう郷駅に着きます。

勝沼には33のワイナリーがひしめく国内最大のワイン産地です。


その中でも、グラースのワインリストにも載っている”甲州 イセハラ”を作っている

勝沼醸造ワイナリーを訪ねました。


何かとフランスワインと比較され厳しい評価の日本ワインですが、

この勝沼醸造はそんな心配を感じさせない程プロフェッショナルな作り手で、

日本のワインを単なるブドウ狩りに行った時のお土産だけでない、

世界の市場に出ていく本当の意味でのワイン作りを目指して日々奮闘されている姿に、

純粋に心を打たれました。


そして、外国のワインと同じようにテロワールにねざしたワイン作りを目指し

甲州ブドウを使った勝沼ならではの白ワインのスペシャリストとして、

驚くような品質のワインを作っています。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


時期的にぶどうの葉も実もありませんでしたが、畑に案内してもらい、

木と土について話を聞き、数種類のワインのテイスティングをした後、

料理と勝沼ワインのマリアージュについて説明を受けました。


甲州ブドウとここ勝沼の相性がよく、ワインのクオリティーがさらに向上することを

願ってやみません。


近い将来、グラースでも勝沼醸造を招いて日本のメーカーズディナーを開きたいと思っています。

日本の食材を使って作った料理は、同じ風土で作られる日本のワインが一番よく合うべきだと思います。