コンフィチュール | 喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

こんにちは、シェフ喜八郎です。


少し前から市場で金柑キラキラを見かけて以来ずっと、

今年もコンフィチュールを作らなきゃなーと、思ってました。


我が家の朝食はいつもパンなので、常にコンフィチュールが食卓にあります。

あまり火を通しすぎず果物の香りを最大限に残したコンフィチュールは大好きです。


以前にも書きましたが、今年も金柑ジャムの作り方をご紹介します。

おさらいですね!



金柑は最初の下処理に少し手をかけます。


まず表面をさっと流水で洗い、そのまま30分ほど水につけておきます。

(柑橘類に使われる農薬のほとんどは水溶性なので、

30分ほど水につけるだけで6~7割程度除去することができます。)


水気を切り、へたの部分を取ります。

上半分と下半分になるように二つに切ります。


中に入っている種を、ピンセットなど先端のとがったもので全て取り除きます。

さらに半分に切り4分の1のくし型の状態にします。

それをごく薄切りに切りそろえて重さを量ります。


金柑の重さの1/3量のグラニュー糖を混ぜて、ふたつを面積の広い鍋に入れます。

弱火で火を入れ始めると、金柑からたくさんの水分が出てきます。

それと砂糖が合わさってシロップ状になり、煮詰まってくるころには金柑はすっかり透明になり火が入っています。


味を確かめ、アツアツのまま瓶にふたの近くぎりぎりまで入れ、

まだ熱いうちにふたをギュッと閉めて瓶をさかさまにして自然に常温で冷まします。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


金柑と砂糖以外何も入っていません。

とてもピュアな金柑の香りと、淡い味わいのコンフィチュールの出来上がりですチョキ


出来上がったコンフィチュールはお店のフロマージュのコンディマンとして使ったり、

余裕があれば知り合いのお客さんにお分けしたりしています。