以前、雑誌で京都の楽美術館を知り、是非行ってみたいと思っていました。

京都のやきもので、楽焼は重要で、千利休の茶の湯の思い入れがタップリ込められた茶碗から始まり。。

究極の『わび・さび』を追求したところの茶碗。

思い浮かぶのは、黒の茶碗で、手に持ったときにしっくりくる。。。

それくらいしか知らないので。。

折角なら、楽茶碗についてもっと知りたいと思い、実際に手に触れさせていただける『楽茶碗鑑賞会』に申し込んだら。。既に満席。

しかたなしに。。8000円の特別鑑賞茶会に参加することになりました。



そんな。。かる~い気持ちで来てしまったので。。えらいことになってしまいました。。

全くの観光客気取りで、到着して写真を撮っていたら。。

お着物を着た方たちばかり。。



な~んとなく。。冷たい視線を感じ。。。

これは。。。

きっと。。

『写真を撮るな!』ってことよね!




これから先は、もちろん、写真は厳禁。

友人たちに話したら、『それは知らなかった。いいことを聞いた!』と言われたので、恥を忍んでちょっと書いてみます。

待合室は、お洋服を着た方もいらっしゃいますが、お着物を着た方が大半で、皆さん、手にはちゃんと、懐紙入れをご用意されています。

うわぁ~。どうしよう。。

観光客のようにきた私たちは、靴下は一応持参していたのですが、お懐紙も楊枝も持ってきていない。。

ここは、本格的な茶会。

仕方なく。。お茶室に入る前に係りの方に告げると、ご親切に『お持ちします。』とおしゃってくださいました。

少し遅れて最後に来られた方が、皆様に謝られて。。(遅れると全員が待ちますので。。)


全員が茶室に入ると、ピシャリと襖は閉まり。。


『し~ん』と何分間かの静寂な時間が流れます。

ザワザワ。。と聞こえるのは、風になびく木の葉のすれる音。

『し~ん』と張り詰めた空気が流れ。。

そして、お茶のお点前が始まり、当代の楽吉左衛門さんが、亭主としてお話しされます。

季節のご挨拶、掛け軸のお話し、作品の解説など、いろいろなお話しをして下さいます。

でも、もちろん基礎編ではないので。。代々のお名前など知っておかないと、お話しについていくことができません。

当たり前ですが、ここは、楽家の茶会なのです。。

なんて。。ふつつかものでしょうか。。私たち。。(汗)

そして、お茶道の作法も心得ていなければいけません。。

むか~し、むかし。。茶道のお免状は、かなりいただいているのですが。。

そんなの。。今ではタンスの肥やし。。

それでも。。人にご迷惑をかけないように。。必死に思い出しました!笑

そしてあとは、つつがなく終えました。



頂いたお茶の茶碗は、すごく大きくて、今まで思っていた黒楽とは全然違うものでした。

みなさんが飲み終わると、再度、すべての茶碗が並べられ、拝見することができます。

質問などあれば、快く受けて下さいます。

一番勉強になりましたのは、黒楽と赤楽の違い。

ひとつの茶碗を作るのに、これほどまでの工程が必要か。。その凄さに驚きました。



隣接している楽美術館も見れます。

お茶会に望むなら。。先にこの美術館で、下調べをしておけばよかった。。

代々のお名前、受け継がれている楽茶碗の特徴、変化、個性が見れるので、とてもいい美術館です。

さすが芸術品だと感じるのは、美術館を去った後にも残る。。。感動の残像。



時期によって、展示されているものは入れ替わるそうです。

遠くは東京から日帰りの方もいらっしゃいました。

1日に4回行われたお茶会。こちらの予約がとれたのはラッキーだったそうです。

サロンでも楽焼の素晴らしさを伝えたいと思いました。



しかし。。性格の違いでしょう。。

茶菓子を持って来てくださるタイミングで、上手にお懐紙を持って来てくださったのですが。。

私は心配性なので、『既に茶菓子は回ってるけど。。お懐紙が来なかったらどうしよう。。』

と、ハラハラドキドキだったのですが。。。

一緒に行ったかたは、『お懐紙がなくて、手で食べられた方が、困るでしょう!』

『だから全然心配しなかったわ!』と。。爆笑

でも、こちらのお茶会へ行かれる方は、そのお心づもりを。。



久しぶりに味わった、日本のお茶会。

日頃なんて。。気楽に生きているんだろうと。。身の引き締まる思いでした。

ときに。。このような日本の精神に戻ることは、気持ちがいいですね!

素晴らしいお茶会に参加できて良かったです!



あ、そうそう。。この近くには、『とらや』の喫茶があるので、

お帰りは是非、そちらに寄ってみて!

インテリアも素敵で、落ち着きますよ!次のブログの記事にしようかな。。


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