直感的な操作でデータを加工できるBIツール「Tableau」について、紹介します。

 

(1)Tableauとは

(2)Tableauでよく使う単語

(3)Tableauの機能

 

(1)Tableauとは

 

膨大なデータを加工し、分析するBIツールの1つで、9年連続で米ガートナー社のBIプラットフォーム分野で「リーダー」の評価を獲得しています。

使用したいデータを選択し、ドラック&ドロップでワークシートにデータを反映することができるので、直感的な操作でデータを加工することができます。

複数のワークシートを1つのダッシュボードにまとめたり、まとめたグラフや表を紐づけしてデータ表示を変更したりすることができ、データの散らかりを防止することもできます。

操作感がExcelに似ているのため、BIツール初心者でも取っ掛かりやすいツールです。

また、パラメータを使用する場合もあるため、ほんの少しプログラミング知識があるとより取っ掛かりやすいと思います。

Tableauには、聞きなれない単語も多数あるので、次項にてよく使う単語や機能の説明を致します。

 

 

(2)Tableauでよく使う単語

Tableuにて、よく使用する単語・使う上で理解しておきたい単語を紹介します。

●ディメンション

 →名前・日付・地理的データ等の定性的な値を指す。データの分類・区分・詳細の表示に利用できる。

●メジャー

 →測定可能な数値と定量的な値を指し、集計することができる。メジャーをビューにドラックすると自動的に集計を行ってくれる。(デフォルトは合計)

●連続

 →緑色で表示される。数値や日付の数字の順番が決まっているため、好きな配置への並び替えができない。

●不連続

 →青色で表示される。数値・日付・文字列等で順番の概念がないものを指す。ドラック&ドロップで好きな配置へ並び替えができる。

●パラメーター

 →グラフの表示結果に影響を与える動的な値(情報)を指す。日付の範囲指定やリファレンスライン(定数線や分布線等)の値の変更を動的に行うことができる。

●メジャーネーム

 →複数の項目を1つにまとめた項目名。

●メジャーバリュー

 →複数の項目を1つにまとめ、生成された値。

 

 

(3)Tableauの機能

●フィルター機能

 →Excelのフィルター機能と同等の機能。表示したい内容を選択すると、選択した内容だけが表示され、選択していない内容は除外される。

 

●アクション機能

 →ダッシュボートにて使用できる機能。ダッシュボート内の複数ワークシートの内、1つのワークシートの値もしくは項目を選択すると、紐づくワークシートが連携し、選択ニア用に応じたデータが表示できる機能。

 

●パラメータ機能

 →値を一時的に保持し、保持した値に沿ったデータを表示できる機能。

 

 

参考:

https://www.gartner.com/doc/reprints?id=1-254T1IQX&ct=210202&st=sb

https://sc-trend.jp/2020/10/06/continuous/
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/parameters_create.htm