もう20年近く前だと思うが、テレビで笹川氏の取材番組をやっていて、女性のレポーターが笹川氏にインタビューしていた。そのときの笹川氏の堂々として、力まず、見せる思いもなく、虚勢もなく、柔らかくて、どっしりして、中心が定まっていて、目が鋭く、気迫があり、しかもとてつもない包容力を感じた。
ちょうど合気道の開祖植芝盛平翁に近く感じた。
非常に感銘を受けたのを記憶している。
そして五井先生の古いテープを整理していたら、対談の話が出てきて、笹川師のすばらしさを再発見して、また笹川氏に関する本を今数冊読んでいるのだが、泣けてくる。
余りにもすばらしい、国家のために命を賭ける、民衆のために自分を捧げる、その潔さ、私心のなさ、慈悲心、愛国心、礼儀正しさ、公明にして正大、自分を庇う一切の思いなく、自分がやったいいことは宣伝せず、悪評に言い訳もせず、その忍耐心と不動心、克己心と犠牲精神・・・もうすばらしくて泣けてくるのだった。
『世界は一家、人類はみな兄弟』を命がけで実践していたのが笹川氏だったのだ。
ありがたいなー。良き先輩を持ったもんだ。日本人のいいところを全部持っている。
義理と人情に厚く、世界人類に深い愛を持ち、そして生活は質素そのもので、ホームレスに近いくらい節制していた。そして人のためには惜しげもなくお金を使うのだ。
もう気持ちよくて、気持ちよくて・・100分の一でも見習いたいと深く思った次第だ。
こういう人だからこそ、五井先生も褒めていらっしゃったわけなのだ。
今笹川良一氏の書いた「巣鴨日記」を注文している。
当分私の中で『笹川良一』さんが鳴り響きそうだ。