2024年のGWは中国へ行って終わりの予定にしていたのだが、やはり暇さえあれば逃亡の機会を伺っている身としては、4連休もあるのにどこも行かずに家で過ごすというのが勿体無く感じて仕方ない。


なので4/1頃にどこか近場で安い飛行機が無いかと探していると、たまたま5/4の10:35成田発釜山行のジンエアーが1人片道1.2万円で売られていた。が、帰りを調べると1泊2日でも2泊3日でも、釜山発東京行はその3倍ぐらいして高い。釜山から大阪等他の街へ移動してそこからから帰るにしても、日本国内での移動費用が高い。

ソウルからも然りで、これは帰りが高くて見送るパターンかと思いきや、5/6の16:25に清州という街から成田へ向かうAero Kなる飛行機が1人1.5万円で売られていて、釜山から清州への移動は2時間弱で4千円ぐらいなので、5/4発5/6着で行こうという事が急遽決まった。

釜山は今年の2月に行ったのだが、謂わば日常の延長線上で、感覚的には国内旅行である。今回の目的は前に行った参鶏湯屋さんにもう1回行く事と、それ以外は完全新規のお店開拓である。




5/4の朝、自家用車で成田空港へと向かった。GWという事もあって少し余裕を見て早く出発したが、全く渋滞していなかったので、予想に反して早く着きすぎてしまった。

GWも後半の2日目なので当然出国のピークは過ぎており、サッとチェックインと保安検査は終わってしまい、これでは時間を持て余してしまう。

ちなみに、往路はスーツケースを機内持ち込みすると伝えるたが、重さを測られるでもなく完全にザルだった。仮に測られたとて規定内に納めておいたので何ら問題は無いが。


ジンエアーはLCCなので、航空会社のラウンジで一服出来るでもなく、一人でカードラウンジに入っても仕方ないので、その辺にあるベンチでおにぎりでも食べながらダラダラしたり、朝からよく一風堂のラーメンなんぞ食べられるなと外国人に関心しながら無駄に散歩したりしていた。



そうこうしているうちに搭乗時刻となった。やはり韓国へ向かう飛行機は日本人女子が多い。韓国ブームは衰える気配を知らず、文化交流になって良い傾向だと個人的には思っている。それに対しての我々は、取り立てて韓国の芸能界に興味がある訳でもなく、たまに韓国ドラマを見ているぐらいで、主たる目的は韓国料理を思う存分食べて、食料品を買い込む事しかない。


飛行機は1時間半程で釜山に到着した。本当に近い。沖縄よりも余裕で近い。

サッと入国し、お昼ご飯に市内中心部とは逆側へ10分少々電車に乗り、ブラム駅で下車して歩く事10分少々、トゥレパク鰻(뚜레박장어구이)というお店に行ってみた。

このお店は妻氏がGoogle Mapsで見つけたお店で、前に行けなかったお店だ。


お店のお姉さんはにこやかに出迎えてくれた。

メニューは韓国語しかなかったが、必殺Google翻訳を使えば何も問題はないし、メニューにBestと書かれていた鰻丼31,000ウォンを頼んでみた。

昼から3千円超えはなかなか豪勢な滑り出しである。

韓国と言えばメインを頼むとその他に山盛りおかずが出てくるのが常で、このお店はおかずの小皿が4つに後から揚げたての天ぷらとテンジャンチゲが出てきた。

メインの鰻丼は日本の鰻重にちょっと韓国要素を足した感じで、これはこれでとても美味しい。生の玉ねぎと韮が良い仕事をする。

食事の終わりにどうやら鰻汁らしい物が出てきたが、味は完全に八つ橋と甘酒なので、これはきっとデザートなのだろう。

料理は美味しいし、お姉さんもにこやかなので、きっと今度は帰る日の昼ご飯に食べに行く。





食事後は宿へ荷物を置きに行った。天気予報によると、5/5は大雨の予報だったので、晴れている4日のうちに食料品の買い出しを済ませるべく、毎度お馴染みロッテマートまで散歩に行き、あれやこれやと生物以外を買っているうちにスーツケースに入らないんじゃないかと思うぐらいの量になってしまった。

これも数カ月で消費してしまうので、きっとまた数カ月後に買い出しと称して渡韓していそうな気がする。


そして毎度のルーティーンであるSeven Luckへと繰り出し、今回は4.7万ウォン程勝った。毎度カジノで食費の足しにしている気がする。


その後は暫く部屋で一服し、お腹も減ってきたのでチャガルチにホルモン焼きを食べに行った。

そこそこお客が入っていて、空席があるお店を適当に選んだ結果、イルガンヤンコプチャン(일광양곱창)というお店になった。


何にしようかと見ていると、店のおばちゃんの言われるがままに塩焼きのホルモン焼きになった。よく分からないが、とりあえずこれにしておけ的な雰囲気だった。


タレには大量にすり下ろしにんにくが入っていて美味い。ホルモンも柔らかい。通りに入った瞬間猛烈に良い匂いが漂ってお腹が減りまくった所に強烈なにんにくで完全に胃が開いたので、ホルモンだけでは飽き足らずにホルモン焼飯も〆に頼んだ。夜の21時頃に。







見た通りの味がするところが韓国の良い所だと思っている。

満足度高く宿に戻ってすぐに寝た。