2013年米SFサスペンスアクション映画。ニール・ブロムカンプ監督原題 「Elysium」
2154年の地球は、先進の医療のもと永遠の命が手に入る理想郷“エリジウム”に住む富裕層と、荒廃した地球に住む貧困層とに二極化した格差社会であった。地球に住む労働者で、事故により余命5日と宣告されたマックス(マット・デイモン)は、エリジウムにはどんな病気でも治すことができる特殊な装置があることを知り、厳しい移民法で出入りが制限されているエリジウムへ潜入を試みる。旧式のパワースーツを身に纏いエリジウムに侵入しようとするがエリジウムのデラコート長官(ジョディ・フォスター)の指示のもと「地球駐在」の秘密工作員クルーガー(シャルト・コプリー)やロボット警官と壮絶な戦いが始まる・・。
「2154年のロサンゼルス」のエネルーギーに満ちた汚れた街の様子が面白い。濁り臭いたつような悪臭、と立ち込める煙のなか多様な飛び交う言語とうごめく住民の達の顔雰囲気が19世紀の工業地帯 のようだ。
人口増によって荒廃した150年後の地球は冷酷な特権意識を持つ選民思想がはびこり、進化した科学技術に比べて人間の理性は後退しているようで、行き過ぎた自由主義経済の暗い未来を予言しているようでガッカリさせられた。映像やアクションは面白いのだが話しが入り組んでいて結末も予想通りで何を訴えたいのか散漫な感じの映画だった。