2009年秋、「日本が危ない」と言い続けていた一人の政治家の死から物語は始る。
北海道の予備自衛官厚間、週刊誌の元編集長でフリーライターの太田、警視庁公安部外事二課の阿達司、自衛隊などのそれぞれの立場から調査を始めた男たちは、増強を続ける隣国・中国が、北海道などで日本の国土を次々と買いあさっている事実に突き当たる。それらの多くは日本の国防上重要な地点に隣接していた。
尖閣諸島近海での中国漁船衝突事件など過去数年間に起こった中国関連の「事実」をもとに、日本国民が中国に対して感じる不気味さの正体、中国が日本に対して密かに静かに実行しつつあるのではという「戦略的な意図」を示唆しようとしている。
現在進行形の話であり、実際に日本の土地を買いまくり(中国資本による自衛隊基地周辺、原発周辺の土地取得)と、治外法権の拡充を強いる中国とそれに嬉々として応じる日本の政治家や役人たちの売国奴ぶりに怒りを感じるとともに日本の行く末と将来を危惧する内容に共感した。
実名は仮名に変えられているが政治家が中川昭一をさすこと、登場する中国の政治家も大体想像がつく中国側の目的が実際のところ何なのかは不明だが、著者の指摘するような意図もありえる。
そして終章はこのまま「日中もし戦えば・・・」の予想が記されて終る。
米軍まかせで平和ボケの日本は例え最新鋭の装備等に優れていても
ひとたまりも無いことは容易に予想できる。