福田和代著「タワーリング」 | 旅蔵のブログ

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六本木の超高層ビルがジャックされた。最上階に立てこもる男、閉じ込められた1000名以上の人々、包囲する警察。
地上50階地下5階、まるで一つの街のような巨大ビル。朝9時、警報ベルが鳴り響く。
「我々は、ウインドシア六本木をジャックした!」人質は最上階に住むビル会社社長。
多額の金銭を要求する犯人たちと社長を救出しようとするビル会社の社員と駆けつけた警察はシステムに阻まれ、容易に突入することができない。
じりじりと過ぎる時間の中、17階のオフィスに閉じ込められたビル会社の社員、船津康介は、ある奇策を思いつく・・・。
ゴミ処理用のダスト、非常用井戸、備蓄食、自家発電所を備えた都市の要塞。そのセキュリティと防災システムが、
人々を外界から遮断していく。
緊迫感の中のコミカルなセリフの掛け合い、犯罪の背景、目的が中々明らかにならない、登場人物の誰に感情移入したら・・・途中で読むのをやめようと思ったのだが、我慢して最後までつきあうと、最後大きな痛快どんでん返しの意外性に感動できるでしょう。