(ナレーション)
ここは東京と大阪を結ぶ弾丸道路のトンネル工事現場です。中ではたくさあんの人が一刻も早くトンネルを完成させようと働いています。今夜はこのトンネルの奥で起こったある事件をお伝えしましょう。
トンネル工事の最中、作業員が洞窟を発見し、その奥に巨大な怪物を目撃したという。
しかしアルコール中毒症状のあった彼の話は信用されなかった。
さらにトンネルの中からは大きな岩が運ばれてきた。
毎日新報の記者、新田は編集長の関デスクに連絡。
カメラマンの江戸川由利子は星川航空のパイロット、万城目淳、戸川一平に声をかけ現場に急行。
万城目と由利子はトンネルの中へ。新田と一平は、古代生物に詳しい次郎少年の証言をたよりに金峰山に向かった。
金峰山にある洞仙寺の住職は古文書をみせてくれた。
そこにはリトラリアという巨大鳥とゴメテウスという巨大獣が描かれていた。
リトラリアは鳥類と爬虫類の中間生物であり、くちばしからシトロネラアシドという溶解液を発する。ゴメテウスは獰猛な肉食獣である。次郎は巨大な岩がリトラのさなぎであると確信。寺の裏山はトンネル工事の洞窟のつながっている可能性が考えられた。
トンネル工事現場から洞窟に入っていた万城目と由利子はゴメスらしき巨大生物を発見。
次郎は巨岩に耳をあてリトラの鼓動を確認。さなぎを孵化させるため温め始める。
さなぎは孵化しリトラが出現。次郎はゴメスをやっつけてくれと叫ぶがうまれたばかりのリトラは動かない。
万丈目と由利子が脱出すると洞窟からゴメスが出現。
ゴメスとリトラの対決開始。
尻尾でリトラに叩きつけるゴメス。
次郎が「シトロネラアシドを使うんだ、早く」と叫ぶとリトラはくちばしでゴメスの目をつつく。
怯んだゴメスにシトロネラアシドを浴びせる。
溶解液をあびたゴメスは倒された。
ゴメスに覆いかぶさりながらリトラも絶命。
(ナレーション)
東海弾丸道路の北山トンネルを抜けると小さな墓標が立っています。それは次郎君が立てた勇敢なリトラの墓なのです。