世界6大マラソンと五輪、世界陸上などの国際大会の5位までにポイントを付し合計ポイント上位者にアボット社が賞金を授与するワールドマラソンメジャーズ(WMM)。
2006年に始まり、2019年9月のベルリンマラソンまで、計12回のシリーズが実施されてきました。
2019年10月のシカゴマラソンからシリーズXIII(13回目)が始まりましたが、2020年3月の東京マラソンの後、新型コロナウイルスの影響で各大会が中止となり、中断していました。
2020年10月にロンドンマラソンが開催されましたが、その後は2021年は6大マラソンはまだ一つも実施されていません。
このためWMMシリーズXIIIは、2021年の各大会が開催される2021年11月まで延期されることになりました。9月26日(ベルリンマラソン)から11月7日までの7週間に世界6大マラソンが集中して開催されます。
過去4つの大会に東京オリンピックのマラソン競技の結果を加算した途中経過が公表されています。
↓
https://www.worldmarathonmajors.com/elite-series/leaderboards
(日本語)
https://www.marathon.tokyo/news/detail/news_002218.html?fbclid=IwAR0-Gla-YbcCkD4L8Wk16ULGQWXP2PQw13cpRerzJMQ9Xu34Ualgc0tDthM
男子は東京五輪のマラソンで4位(4ポイント)であったローレンス・チェロノ(ケニア)が29ポイントでトップとなっています。シカゴマラソン2019で優勝(25ポイント)でした。
東京五輪のマラソンで金メダルを獲得したエリウド・キプチョゲ(ケニア)は4大会でのポイントがなかったのですが、五輪で25ポイントを獲得し4位タイに浮上しました。
日本人では大迫傑が計4ポイントで18位タイです。ポイントは5位までなので東京オリンピックの6位入賞ではなく、東京マラソン2020での4位の分です。
女子は東京五輪の銀メダリスト、ブリジット・コスゲイ(ケニア)。2019年のシカゴ(25ポイント)、2020年のロンドン(25ポイント)で既に50ポイント獲得しています。
今後、9月からの6つの大会の結果次第ではありますが、集中して行われるこの6つの大会の中で、どの大会に誰が出走するのかも注目されます。
一方、新型コロナウイルスの再拡大が急速に進行する中、10月17日の東京マラソンを含め、欧米各地での各大会が予定通り実施できるのか、怪しくなってきています。