ウルトラセブン第8話「狙われた街」 | 趣味のブログ(空想特撮シリーズ,マラソン,トレーニング,中高年の健康管理など)

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趣味の特撮作品の特撮シーンを中心に思いつくまま気の向くままに書いています。サブ3.5を目標にマラソンのトレーニングを継続中。

川崎市内でタクシーが暴走する事件が発生。

後部座席の乗客女性が「助けて」と叫んでいる。

パトカーが追跡し、警察が取り押さえると運転手は気を失ってしまった。

ポインターが到着すると、材木置き場で遊んでいたアンヌらは少年ヒロシを連れていく。

ヒロシの父が操縦していた飛行機が墜落したのだった。

 

ウルトラ警備隊のフルハシらは、川崎市内の北川町駅前の自動販売機でタバコを購入していた。

そこに銃声が鳴り響く。ライフルを乱射している男を発見。

追跡し男を取り押さえると失神してしまった。

 

その後、ダンは警察によるライフル射撃犯の取り調べに同席。川崎市内の北川町に住むその男は身に覚えがないという。映画を見に行く途中、駅前でタバコを買ったという。

さらに捜査中のダンの乗ったポインターの前に、ダンプカーが砂利を落とし始める。

降車してダンプの運転席を見ても誰もいない。しかし男の声が聞こえ始める。

「我々の邪魔をするな、これは命令だ。今すぐに手を引け、我々にとって君を倒すことは問題ではない。同じ宇宙人同士で傷つけあうのは愚かなことだ。もう一度忠告しておく。北川町に近寄るな、ウルトラセブン。」

 

作戦室に戻ると、フルハシやソガが休憩していた。

しかし一服した直後、態度が豹変し攻撃的に変わるのだった。

ダンは彼らが吸っていたタバコの中に赤い結晶体を発見した。

さらに墜落機のパイロットの家族に話をきき、駅前のタバコ自販機が共通していることがわかった。

科学班の調べによると赤い結晶体には理性や感情を失わせ殺意も催す物質が含まれているようだ。

 

ダンとアンヌは駅前の喫茶店で張り込み。しばらくするとワゴン車がやってきて男が自販機にタバコを補充し始めた。

ダンとアンヌはタクシーでワゴン車を追跡。ワゴン車は北川町のアパート前で止まった。

アンヌを待機させ、ダンがアパートに入っていく。

一番奥の部屋に宇宙人がいた。

「ようこそ、ウルトラセブン、我々は君が来るのを待っていた」

 

驚くダン。「歓迎する、アンヌ隊員も呼んだらどうだ?」と言いながら星人はちゃぶ台を前に座ってあぐらをかく。

ダンも向かい合ってちゃぶ台の前に座り「君たちの計画は全て暴露された、おとなしく降伏しろ」と言う。

しかし、星人は自らの実験が成功していると話を始めた。

赤い結晶体が人類の頭脳を狂わせるのに十分効力があることが分かった。人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけた。地球を壊滅させるのに暴力は必要ない、人間同士の信頼感を無くせばいい。人間たちは互いに傷つけあい、やがて自滅していく、と。

そうはさせない、ウルトラ警備隊がいるとダンは主張するが、星人は「恐いのはウルトラセブンだけだ。邪魔だから君には宇宙へ帰ってもらう」と言って、宇宙船に入っていく。

アパートから宇宙船が夕空に向かって飛んでいこうとしていた。

 

アンヌの連絡を受け、警備隊のウルトラホーク一号が発進。

宇宙船が分割し戦闘が激化する中、ダンはセブンに変身。向かい合うセブンと星人

空中で激突。

空飛ぶ星人の背後からアイスラッガーで切断。

さらにエメリウム光線で撃破。

 

(最後のナレーション)

「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わった。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人でした。でもご安心下さい、この話は遠い遠い未来の物語です。なぜって?我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいません。」