ウルトラシリーズにおける子役 | 趣味のブログ(空想特撮シリーズ,マラソン,トレーニング,中高年の健康管理など)

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趣味の特撮作品の特撮シーンを中心に思いつくまま気の向くままに書いています。サブ3.5を目標にマラソンのトレーニングを継続中。

1970年代、特撮ヒーロー番組が乱立する時代に入り、第2期ウルトラシリーズも特に「帰ってきたウルトラマン」の後半以降、低年齢層を主要ターゲットに据えていきます。レギュラーの坂田次郎だけでなく、その友達役などで子役の出演数が多くなっていきます。

 

第41話「バルタン星人Jrの復讐」には坂田次郎の友達として山内ススム君が登場するのですが、ススム役を演じた斎藤信也氏は、その後、ウルトラマンタロウにてレギュラーの白鳥健一役を演じます。

 

第43話には伊吹隊長の娘役として美奈子(演:大木智子)が31話に続いて登場、第45話「郷秀樹を暗殺せよ」には宇宙人役で白鳥エリカ(演:川崎純子)、

第46話「この一撃に怒りをこめて」には少年、徹(演:芦沢常法)、
第48話「地球、頂きます」には少年、勝(演:田村明彦)、と続きます。


第1期の「ウルトラマン」にはホシノ・イサムという11歳の少年がほぼレギュラーに近い形で出演していましたが,全39話までのうち第25話まででした。


続く「ウルトラセブン」には未成年、子役のレギュラー、準レギュラーはいなかったかと思います。

 

「帰ってきたウルトラマン」に登場した坂田次郎は、途中出演のない回はあったものの第1話から第51話まで出演、第29話のタイトルが「次郎くん、怪獣に乗る」となったほか、最終回の「ウルトラ5つの誓い」など、重要な局面に位置づけられていました。

 

その後「ウルトラマンA」では第29話から梅津ダン(演:梅津昭典)が登場しますが、全52話中、第43話までの出演でした。


 

「ウルトラマンタロウ」の白鳥健一役を演じた斎藤信也氏は、帰マン41話の後、Aの第6話「変身超獣の謎を追え」にて小山敦役としても出演しています。

 

「ウルトラマンレオ」の梅田トオル役、新井つねひろ氏も、前作「ウルトラマンタロウ」の44話「あっ!タロウが食べられる」の二郎役として出演。


ウルトラシリーズにレギュラーなどの形で出演する少年はだいたい10歳から11歳、小学5年生くらいですが、特に第二期では前作でのゲスト出演を機に自作でのレギュラーを勝ち取るというパターンが定着していたようです。

 

人気番組のレギュラーを勝ち獲った彼らはその後、子役として他作品に出演していきますが、現在も俳優として活躍している者はいないようです。

唯一、レオにて梅田トオルを演じた新井つねひろ氏は20代で芸能活動を引退するまで俳優として活躍されていました。有名なのが「3年B組金八シリーズ」の第1シリーズ。第1シリーズは近藤雅彦、田原俊彦、杉田かおるなど著名な出演者が特に多かったのですが、現在、参議院議員の三原じゅん子氏が演じた、いわゆる「ツッパリ」の山田麗子に甚振られる役を、新井つねひろ氏が演じていたそうです。有名なセリフ「顔はやばいよ、ボディにしろ」のあのシーンです。
ずうとるびの新井康弘氏は、新井つねひろ氏の実兄のようです。

 

かつて「子役で成功すると大成しない」などと言われていたこともありましたが、それを裏付けることになるのか?、坂田次郎役の川口英樹、梅津ダン役の梅津昭典、各氏はその後の消息は不明のようです。