悪い風邪が相変わらず猛威を振るっており、出演側もお客様も病に倒れ、キャンセルが出たり、と冷やっ、と致しましたが
元々定員超えでしたのでどうにか満席をキープ、出演者も全員揃い無事開催する事が出来ました。
Le carnaval ou mascarade de Versailles というLully の作品は、とても変わっていてオペラやバレエのように
1つのストーリーに沿って進行するのではなく、ショートショート小説のように点でバラバラな物が集められており、
そこがバルマスケの風景のようです。

この作品の為に書かれた曲だけでなくモリエールのドタバタ喜劇や他のオペラの中の異国の踊り等も数曲取り込まれています。王の前で何度も上演されたそうですが今日全幕上演は無く、音源は少ししか見当たらず、作品の把握に苦労しました。
谷田さんにもご協力頂き、ひたすら譜読み、知っているメロディーを発見すると付箋を貼り、題名や歌詞を辞書で引く。
古いフランス語なのでよく分からない物もありました。
そんな中、今も人気の知っている舞曲が沢山見つかりそれらを抜粋でバルマスケのコンセプトに沿ったプログラムが組めそうだと考え演目を皆んなに振り分け準備を始めました。
1:Overture

ルイ14世、王自らもこの舞台に立った事があるそうです。
記述によると「幕が開くと仮装はしているが誰だかわかる者が玉座に座っていた。その周りには他の様々な出演者が取り囲み……」


大きな青い蝶が羽根を広げ飛び去ると場面転換。暗転の代わりの苦肉の策でしたが
Érieさん とSabiya さんで幻想的な空気を素敵に作ってくれました。
2:クラブサンのソロ 谷田芙美子
"L'Entretien des Muses"
Jean-Phillippe Rameau 作曲 (実は急遽当日追加したボーナストラックです)

間近で聴く生楽器の楽の音、クブサン(チェンバロ)が時代のトリップ旅行を助けます。
3:ガーランドのブレ(ガーランドには歓迎、お祝いの意味があります)

リコーダー: 染谷織恵(ゲスト)/ 佐藤まどか
ダンス:Fumiko/ Ponet
4:アルルカンと花の精による3人のメヌエット(愛好会のコンセプトフラワーによる)
オンシジュム(一緒に踊りましょう)とすみれ(誠実、謙虚)の精が出会ったアルルカンに
ベルフラワー(大切な友、楽しいおしゃべり、感謝、誠実)の冠を被せ一緒に踊ります。



5:ヴェニスにて 真似っこ



仲良しさん同士の本当に楽しげな真似っこ。段々乗ってきて最後の笑顔が光っていました。
ダンス: さちみりほ/ 小雨
6:太陽と月のフォルラーナ



先程とは真逆のクールさでガラリと雰囲気を変えてくれました。
元はソロのフォルラーナですが谷田さんが2人用にアレンジ。
天体が裏表にひっくり返るところ等原作を超える面白さとなりました。
太陽:朝霞ルイ/ 月:谷田芙美子
7:スペインのサラバンド

トラベルソ:佐藤まどか/ ダンス:谷田芙美子
この作品は2人でピエール先生のレッスンを受けたばかり。ピエール先生から
フランス人から見たスペイン風なんだよ、と色々なアイデアを頂き新鮮な気持ちで取り組めました。
8:アルルカン


バルマスケにアルルカンは付きものです。スカートをパッチワークで作成しました。
帽子の振り付けも舞踏譜に書かれているので帽子も作りました。
ステップ・カタログのようにアルルカン特有の面白いステップが次々と続きます。
9:トルコのマーチ: フィナーレ



この後はお客様にもバロックダンスを体験して頂き一緒にメヌエットを踊りました。
そしてお待ちかねのアフタヌーンティー🫖

ルイさん舞台上で仮装はしているが誰だかわかる者としてずっと顔を隠していた人。
実は格好いいから見せておかないと。。。



ケーキ入刀‼️


フェーブはコーマル城ゆかりの3名に当たり
アポロン王ことルイ陛下からブルーサッシュと冠の戴冠を。(ここはバロックダンス愛好会ならではでしょう)
当たるべき人に当たった感じが致します。
ガレットデロワの王様の由来は3人の賢者の方だそうで、歴史に詳しい方に教えて頂いたり
交流を通しての質疑応答はサロンならではの醍醐味です。また出来ると良いですね。
この場所で奥様の手料理や会場の準備をして下さる城主様には感謝しきれません。
主催者のスキル以上の物は周りの手堅いサポートがあっても難しい(魅せられない)と考えておりますので
更に良いものを、今までのご支援を無駄にしないように、より一層の精進を致します。
本当にありがとうございました