例年、3月の第3土曜日に、JR各社で一斉にダイヤ改正が行われる。そして、その3ヶ月前にあたる12月第3土曜日に、その詳細が発表される。来年は大阪万博もあるためどのような変化があるのか、とても楽しみだ。そこで、今回はJR西日本関西エリアの来年のダイヤ改正の内容を予想する。
☆すでに発表されている内容
・のぞみ号の自由席削減(3両⇒2両)
のぞみ号の自由席は現在1号車から3号車までですが、3号車は指定席に変更されます。
・うれしーとの拡大
JR宝塚線 篠山口〜大阪、JR京都線/琵琶湖線 大阪〜野洲、嵯峨野線 京都〜園部 の区間で、有料座席「うれしート」の設定を開始する。また、奈良線・JR神戸線で増便する。うれしートは、車両は改造せずに1/2両をのれんで区切り指定席とする、「必ず座れて快適に通勤できてうれしい」サービスだ。現在、大和路線、おおさか東線、奈良線、JR神戸線で運行している。
☆僕の予想
◎万博輸送関連
・新大阪からの直通臨時列車
新大阪駅から梅田貨物線・うめきた地下ホーム経由で万博へのシャトルバスと連絡する桜島駅までを結ぶ直通臨時列車を運行する。なお、梅田貨物線は単線にも関わらず毎時2本のはるか、1本のくろしお、貨物列車が走っているため、直通臨時列車は30分間隔程度での運転となるだろう。
・特急はるか号の西九条駅停車 ゆめ咲線に乗り換えるため。はるかが臨時停車するかも?と思ったが、3ドア用のホームドアが設置されたので、可能性ゼロだ。
・大阪環状線からのゆめ咲線直通列車の増便
京橋駅or天王寺駅から大阪、西九条を経由して桜島まで直通する列車は増便されるだろう。
・大阪環状線やゆめ咲線の列車が、323系だけでは不足するだろうから、奈良の221系や日根野の223系・225系を借りてくるかもしれない。
◎大和路線の201系引退
大和路線の201系は、2025年に天王寺駅に3ドア専用のホームドアが設置されることから、引退するだろう。
◎特急らくラクやまとの廃止
あまりにも利用者が少なすぎるため、時刻の変更、または廃止にするだろう。
◎新快速Aシートの増便 折り返し時間の短縮で、現行の車両数でも増便は可能だろう。
◎特急しらさぎの減車または減便
特急しらさぎは、北陸新幹線開業により、東京から福井へのメインルートが東海道新幹線・米原経由から北陸新幹線経由に移ったため、利用が減少している(特に米原〜敦賀のみの運転の便)。名古屋発着便は比較的利用があるため維持し、米原発着便を付属編成3両での運転とすればよいのではないだろうか。もし利用が多い日があれば、2編成つなげて普通車のみの6両編成とすることもできる。また、6両基本編成の運用数削減により、681系の6両編成を全廃し、683系0番代に統一することもできるだろう。
☆予想、というか、願望
コロナ禍に減便された近郊区間を、復便してほしい。例えば、
新快速 野洲〜米原・長浜
嵯峨野線 亀岡〜園部
播但線 姫路〜寺前 の区間だ。
ここまで予想してみると、北陸新幹線が開業した昨年よりは、小規模なダイヤ改正となりそうだ。
実際にどのようなダイヤ改正が行われるか、来週金曜日の発表が楽しみだ。
※記載した内容はあくまで個人の予想です。